二十一話
今日はバイトでこの話しか投稿できませんm(__)m
Side 龍斗
最近不思議な子を見つけてしまった。
見た目は真面目そうなのに言葉遣いがきついにもほどがある子。
なんというか……、考えがひねくれている?のかな。
だけど頭がものすごくいいらしい。羨ましいな。
仲が良い人は誰もいないらしい。ならば俺が友達第一号になってやろう。
きっと今まで寂しかったからひねくれ者になってしまったのであろう。
だけど俺が友達になろうと言っても拒否される。なんでだ?
自分で言うのもあれだが顔は整っているほうだし、話も面白いってクラスメイトにも言われた。
それでも嫌悪感丸出しの顔して断る。
……軽くショックだ。
まぁ、それでも頑張ったら勉強教えてくれたり(途中で帰っちゃったけど)メアドも交換したし、友達っぽいよね。
早速メールをしてみた。もしかして恥ずかしがり屋で直接本音を言えない子なのだろう。
きっとメールを見て返信してくれるはずだ。
…………、返信が来ない。
なんでだケータイの使い方がわからないのか?それはないだろう。
もしかしてわざと?……少し有り得る。
本当になんで返信しなかったのか次の日、聞いて見た。少し言い方が怖くなってしまったが案の定、焦った様に答えた。
やっぱり無視していたみたい。…………。
とりあえず何故こんな態度なのか聞いてみようと思った。
場所を変えて欲しい、と言われてとりあえず自習室に行った。
自習室では色々言われた。そして………、
「面倒ですがなにか?」
涙声でおどけながら俺に言った。
様子を伺うような上目遣いで俺の反応を見ている。
俺は無表情になった。
その反応を見てどう感じたのかわからないが、教室に帰ってしまった。
俺は、その様子がとても悲しそうだった。
……よし、次会ったら明るく接してみよう。
ちょうど授業が終わって千遥を探すと、職員室から出て来た。
ラッキーと思いながら一緒に帰ろうと誘う。
だけど……、合コンに行くらしい。
なんでだ、彼氏でも欲しくなったのか?
そう聞くと「全然。」と帰って来たことにホッとした。
誘われた人が誰か聞くと、どうやら高嶋風雅に誘われたらしい。
風雅か……。面白い子がいると大体誘うんだよな。
風雅とは腐れ縁だからこの子の代わりに断ってあげようかな、と思ったがべつにいいと言われてしまった。
納得いかないな。だけどあまりに突っ掛かると変に思われる。だから……、
「千遥って、少し馬鹿だね。」
そんなことを言ってみたら千遥は少し怒った反応をした。
理由を聞かれたが、ずっと黙っていた。