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十七話
千遥「どうでもいい話だが私達は高校1年っていう設定だ。」
作者「千遥さん……、設定って言わないで(泣)」
千遥「馬鹿のくせに私の名前を気安く呼ぶな。」
作者「!?」
教室に戻ってみたらまだ授業はやっていた。
先生に何故遅れたのか聞かれたが、「自習室で気分が悪くなり、休んでいました。」と、言ったら「まぁいいでしょう。」と私に席に着くよう促す。
それなりに授業は進んでいたが、問題はなさそうだ。
ノートを開き、黒板に書かれている内容を写す。
隣の席の男子が『サボりか?』と書かれた小さな紙を私に見せる。私はメモ帳に『まぁな』と、書く。
『以外だな』と書かれた紙が戻って来る。
『まぁ、アホなお前と違って理由がしっかりあるサボりだがな』
と、書いて見せると眉間にシワをよせ、『アホじゃねぇ、じゃあ理由教えろ』
……無理に決まっているだろう。
だって自分より馬鹿な奴に説教されて挙げ句泣いた、て言ったらプライドが……。
『お前に言う必要性は全くない』と書いて見せ、その後はもう相手から来る紙を無視した。