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十五話
今日ちゃんと投稿出来なくてすみませんm(__)m
私達in自習室
「…………。」
「………………。」
空気が重過ぎる。
「あの……。」
「どうして人を無視したりするんだ。」
「うぅ……。」
自分が情けなさ過ぎる。こんな奴に説教されるなんて。
「あのな、俺は好意を持って君に接しているんだよ。きちんとその好意は受け取りなさい。」
「……余計なお世話だ。」
私は上目遣いで奴を見ながら苦し紛れにそう言った。
そんな私を見て奴はため息をつく。
「千遥、どうしてそんなにひねくれ者なんだ。そんな態度じゃせっかくの青春がだいなしだよ。」
「青春なんていらないし、もうほっといてよ!!」
すぅっと息を吸い、言い放った。
「ねぇ、私に近付かないで欲しい。」
そう言った時、私の頬に涙が伝う。
悲しくない、痛くない、苦しくない。
そのはずなのに……。