十三話
今日は初めて寝坊をしてしまった。
まぁ、学校は遅刻しなかったがな。
とりあえずギリギリな時間に教室に入って来たので奴に会うことはなかった。
……今度からギリギリに来るようにしようかな。
そんなふうに考えていると先生が教室に入って来た。
先生は連絡事項を話してから教室から出る時に、「篠崎、後で話しがあるから職員室に来い。」と、言われる。
大概ね奴なら怒られると予想するだろう。
だが私は悪い事は1つもやって……、怒られる用な事は多分やってない。
昨日外国人放置したが……。
とりあえず職員室に向かうことにした。
職員室で先生に、「話しはなんでしょうか?」と、用件を聞いた。
「ああ、篠崎は今一学年のなかでトップだったよな。しかも、入学してからその座を誰にも譲らず。」
「はい。」
成績に関係する話か?
「それで頼みたい事があるのだが?」
「何ですか?それは成績に関係しますか?関係しないのでしたら断るつもりですが?」
「なっ!」
どうやら成績に関係なさそうだ。私は自分にメリットがなければ頼みを受ける事が大っ嫌いだ。
「そう言わず、クラスメイトのためにやってくれないか?」
………、私は別にこのクラスに入りたくて入ったわけでもない。
「何をするのですか?」
「勉強の仕方のコツをクラスのみんなに教えてくれないか?お前は頭が良いが他の生徒はそうでもない。前のテストでは平均点が他のクラスに比べて一番低かったんだ……。」
「それは生徒のやる気の問題じゃないんですか?もしくは先生の教え方が良くなかったのでは?」
先生は口ごもる。
「じゃあ篠崎はいつもどうやって勉強しているんだ?参考程度に聞きたい。」
「いつも参考書を読んでいます。」
「それだけか?」
「はい……。」
勉強の仕方なんか人それぞれだろ。いつまでこんな話し聞かされるんだ?
「先生。もうすぐ授業が始まります。教室に戻って良いでしょうか?」
「わかった。いいだろう。今のことできればもう少し考えてくれるかい?」
「………わかりました。」
とりあえずこの場をしのぐ言葉を言い、私は職員室を立ち去った。
自分で勉強教えればいいのにクソ教師と、私は呟く。




