↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
10/57

十話

今日の授業が全部終わる頃私はぐったりとしていた。

「はぁ……。」


他の休み時間は質問が来る前に図書室や、自習室に逃げた。


私のクラスから結構遠いんだよな……。


すると、


「疲れているようだけど大丈夫?」


そんな言葉を言われた。


朝の質問攻めしまくる女子ではない。入学当初から話しかけて来る女子だ。


学級委員の早川美咲(はやかわみさき)という名前らしい。


「あぁ、大丈夫。とりあえずな……。」

「篠崎さんがあんなに話していたの、初めて見た。」「いや、出来ることなら今日のことは忘れて下さい。つーか忘れろ。」

「……初めてこんなに話してくれるんだね。いつもは『……うん』もしくは『無理だ』とかYesかNoを答える程度だったのに……。」


クソっ……。迂闊に話し過ぎた。


「じゃ、じゃあ私は帰らないといけないから……。」「えっ、ちょっと待って。篠崎さんって勉強出来るよね?」

「………、じゃあね。」

「あっ、待っ……。」


脇目もふらず私は逃げ出した。…………が、


「人が用件を話そうとしてるのに逃げちゃ駄目だよ。千遥」


どこからか湧いた馬鹿に手を掴まれた。

昨日の事を思いだすな…。

「面倒だもん。だから手を離せ。」

「駄目。ちゃんと人の話しを聞きましょう!」

「わかった!もう逃げないから……。」そう言ったら、手を離してくれた。


「なんの用だ早川さん。出来る事ならさっさと終わるような事で……」「勉強教えてくれる?」

「参考書を読もう。もしくは先生に教われ!」

「でも……。」

「はいっ、これ。昨日買った参考書。」

「こらっ千遥、教えてあげなさい。あと俺にも教えて欲しいな♪」

「オススメ参考書パート2とパート3だよ。ハイテンション馬鹿にはパート4からパート7まで貸そう。」「参考書じゃなくて、直接教えてよ。」

「断る!!」


結構しゃべって疲れた。そんな私を見て早川さんは、

「あっ、じゃあこれで大丈夫だから。ありがとう篠崎さん。」


早川さんは引いてくれた。でも、


「俺にはきちんと教えて。………優しく一対一で。」「気持ち悪っ!」


俗に言う甘い声?とやらで耳元で囁かれる。多分他の女子なら顔を真っ赤にしたりするだろうな。


でも私にはそんな可愛いげは全くない。


以外な反応だったのか悔しいそうな顔をした。


その顔を見て私は少し勝ち誇った顔をした。


「ふがっ!!」

「駄目だよ〜。人が少し落ち込み気味なのに……。」

鼻をつままれた。


「全く、本当に意地悪な子だなぁ。勉強くらい教えてくれたっていいじゃん。」「私にメリットは?」

「教える能力がつくよ。」「必要ない。」

「必要だよ!」


あぁ、長い。やり取りが長すぎて疲れた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。