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プロローグ
「あなたの悪夢、引き取ります」
とある僻地、世界の片隅に怪しげな一文は書かれていた。
お世辞にも綺麗とは言えぬ内装の店の名は、「夢負い屋」。
ちなみに……僻地とは言えども、それは現実世界の話ではない。
その店の連絡先は、ネット上にしか無いのだ。
そう、まるで学校で習ったようなレベルで作られた、サイトにしか。
口コミで客は増えるものの、業者の正体は依然として知れぬまま。
ここ最近、毎晩のように悪夢に悩まされていたあなたはこのサイトを見付ける。
あなたはこのサイトを信じて依頼してみてもいいし、胡散臭いと忘れてもいい。
さあ、あなたならどうする?
とりあえず、ゆっくり進めて行きたいです。
よろしければ感想下さい。