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詩全集

死語、私語、死後、死期

作者: 那須茄子

腐ったか弱い生き物を抱えて

ぼりぼり精神を掻きむしる

足りない脳味噌

引き絞っては

考えていた


現状

溜めにためた要らないものが多すぎて

処理の仕方がなかなか

思い付かない


面倒

その一言に尽きる

溜め息とともに

舌打ちまで溢れる


本当にかったるい

これは面倒で苛々するものなんだ


殴り出した拳

開いたり閉じたりしてみては

噛みしめた




((死語、私語、死後、死期)) 


((死語、私語、死後、死期))




手遅れになった死骸を抱えて

ダメになった精神をひたすら掻きむしる

脳漿が弾けた空っぽの脳味噌に

何かを埋めなきゃって

考えていた


現状

後僅かの生 

残り時間を数えてる暇もない


面倒

それだけ

ただ私には

生きることが向いていなかった


本当にかったるい

これは面倒で苛々するものなんだ

最後の最期まで




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