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アサシンズ・タウン  作者: おうどぅん
2/5

初依頼

ぜひ最後まで読んでいって下さい。

 僕が考えながら歩いていると。


 「着いたぞ。ここだ。」


 目の前にあったのは、ゲイバーだった。


 「梟さんってそうゆう趣味思考の方でしたか、知りませんでした。なるほど~」


 「いや、ちげーからな!ただ俺の仲間がここで働いているだけだからな!俺は、どっちかって言ったら発育がいい女性がタイプだからな!」


 「なるほど~。好み把握しました。」


 「まぁいい、行くぞ!」


 「チリン、チリン~」


 店内はどこにもあるような普通のバーだった。カウンターがあり、椅子もあり、テーブルもある。ただ、香水の匂いが強かった。これのどこが、殺し屋の仲間がいるのかわからないぐらい、ただのバーだった。


 「あら~いらっしゃい~。梟ちゃんじゃないの~」


 「げっ」


 そこにいたのは、マッチョな漢が長い髪を耳にかきあげながらそう言っていたんだ。めっちゃびびった。


 「久しぶりだな。リズ。」


 「やだ~も~つれないね~。」


 「梟さんこの方は?」


 「あぁ、紹介しよう。彼はリズ、ここのマスター兼、俺の情報役だ。」


 「も~彼だなんて、彼女でしょ。」


 そういいながらリズさんは、ウインクをして来た。


 「ここにね~いると色んな人がね、来るの~そうゆう人はね、大体悩みがあるの、その人たちの話を聞いて、殺しの依頼があったら梟ちゃんに回してあげるのが、私の役目」


 「そう言う事だ。」


 なるほど、よく出来たシステムだなと感心した。


 「リズ、依頼はあるか?」


 「今ね~ちょうど貴方にぴったりな仕事があるのよ~」


 そう言うとリズさんは、一枚の紙を出してきた。


 「この男が、最近ここら辺でやんちゃしていて、手に余るようだから一思いにやっちゃって、との事だそうよ。」


 「なるほどな。」


 梟さんは少し考えた後。


 「よし、受けよう。」


 その依頼の紙を持ち、僕たちはテーブルに着いた。


 「お前は、はじめてか?殺し。」


 「はい。初めてです、すっごく緊張します。」


 「まぁなに、気楽にやってこうぜ!」


 殺しなのに気楽にって、大分変わってるなと思った。そんだけ慣れてることか。


 その男は、この辺で通り魔殺人を行なっているとのこと、その殺人は深夜誰もいないところを歩いている、女性を殺すらしい。


 「どうやって男を捕まえるんですか?囮をしようにもここには、男しかいませんよね?」


 「大丈夫だ。囮はお前だから安心しろ。」


 「えぇ、僕、男ですよ?」


 「大丈夫だ。お前は女みたいだから多分、この男も引っかかるんじゃないか。」


 「でも、僕殺されちゃうじゃないですか。」


 「まぁ、何とかなるって。安心しろ。」


 そんなこんなで夜になった。


 僕は、暗い道を歩いていた。


 「大丈夫なんですよね?守ってくれますよね?」


 通信機で梟さんに聞いた。


 「大丈夫。危なかったら守ってやるから。」


 梟さんは、僕の後ろからバレないようについてきているらしい。


 「だと、いいんですけど。」


 そうこうしている内に。


 「おい、一応用心しておけ。」


 目の前にあの紙で見た男がいた。僕は、囮だとゆう事をバレないように歩いた。


 「カキン」


 鋭い刃物と刃物が当たった音がした。思わず尻もちをついてしまった。


 「おい、大丈夫か?」


 梟さんがいつのまにか前にいた。


 「はい。大丈夫です。」


 梟さんはナイフで相手のナイフを防いでいた。


 「速くお前は下がってろ。ここからは、俺の番だ。」


 そう言ったので僕は後ろに下がり、建物からのぞいて梟さんの戦いを見ていた。


 「お前か、通り魔殺人は。」

 

 「ヒャヒャヒャ~そうだよ。俺だよ!あそこに隠れているやつと一緒に、あの世に連れて行ってやるよ!」


 凄い戦いだ。どちらも一歩も引かない、僕とレベルが違いすぎる。


 「そろそろこの戦いにも決着つけると、するかー。」


 梟さんはそう言った。


 「ヒャヒャヒャ~、お前如きが俺に勝てるわけねぇだろ。」


 2人の距離が離れたその時だった。


 「あれ?おかしいぞ、、俺の腹に穴が、、」


 梟さんの背中から伸びた触手が、相手のお腹を突き破っていた。


 「何だ、、お前は、、」


 そう言って、男は倒れた。


 「梟さん、やりましたね!」


 「おいまだこっちに来るな。」


 そう言った瞬間梟さんの腕が吹き飛んだ。


 「ヒャヒャヒャ~、お前ら如きに負けるわけねぇだろ~。」


 男は、注射を打っていた。そして、男の腕が触手に変わっていた。


 「お前、その注射をどこで手に入れた!」


 梟さんが取り乱していた。


 「ヒャヒャヒャ~、今から死ぬやつにそんなん教えても、ムダだろ。」


 「お前は、生かしておけない!」


 そう言って梟さんは男に向かっていった。激しい戦いだ。両者の触手がぶつかり合い、その衝撃がこちらまで飛んできた。


 決着は、あっという間についた。梟さんが相手の触手を吹っ飛ばし、相手の内臓をぶち撒けた。男は、虫の息だ。


 「おい、最後に聞く。その注射を誰からもらった。」


 「ヒャヒャヒャ~、、、お前に、、言うわけないだろ、、くたばり、、やがれ。」


 そう言うと男は死んだ。


 あれから数日、僕らはバーにいた。あの戦いから梟さんには詳しく聞けてなかった。


 「あら~梟ちゃん。やったのかな?」


 「あぁ、やって来たよ。」


 「つれないね~」


 「リズ、あいつは注射を持っていた。」


 「なるほどねぇ、、分かったわ、調べておく。」


 そう言うとリズさんは裏に行った。すぐリズさんは、戻って来て袋をカウンターに置いた。


 「はい、これお金~」


 依頼達成した、報酬だ。


 「そしてこれは、サービス。」


 そう言うとお酒が出て来た。


 まだ僕は、知らない事だらけだ。この世界で一体何が起きているのか、その闇に今回は少し触れた気がした。


 これからは、学ぶ事が多いな。そう感じた初依頼だった。


 

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