006 魅せる者
戦闘はもうちょい先です
*>>ナユカ視点
『決着ーーーー!!勝者はユキ選手ーーーー!!』
ワーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
闘技場は大歓声に包まれユキは静かに舞台に舞い降りる。あたりは激しいバトルの面影か、キラキラと光る粒子が降り注ぎドレスに身を包んだユキをさらに幻想的にさせていた。
私の脳裏には未だに先程のバトルが思い浮かぶ。2人が空を舞い。互いを狙う光る玉を撒き散らしながら。剣を振り。スキルを駆使して。
…何より、幻想的な光景に。
この時だと思う。私が本気でユキのような煌びやかなバトルを目指したのは。
自分もあんなふうにバトルしてみたい!
空を縦横無尽に飛び回りたい!
煌びやかなそれを…
人に見られる、関わることの苦手な私。そんな私でも、私のように魅られるようなバトルを!私が魅せたい!!
そのためには…。しっかりユキに色々教えてもらわないとね!!
こうして私はRBG。「Reality barrage Gamers」をプレイしていくこととなる。
ユキがくれたきっかけを、今の私は感謝している。だって。
今までの自分を捨てて、ユキと一緒に、まだ見ぬプレイヤーと明るく笑い合えるように。
そんなプレイヤーになれたのだから。
第一章 魅力編 開幕




