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Reality barrage Gamers〜超近未来な世界観とそんな世界のゲームから。少女は今日も革命を起こす〜  作者: diamond
第2章 闘技大会編

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T053  【剣ノ名ヲ持チ表ス・剣鬼「一」】

*>>三人称視点



 互いに距離をとる2人。



 ナユカとハルトの位置関係は、ナユカが上空で〔ジャンプ〕で移動しながらハルトを見据みすえ、ハルトは地面に着地し、1歩も動かぬままナユカを見据える。


 しばしの硬直、先の動いたのはナユカだった。




 軌道をデタラメにひきながら〔ジャンプ〕で多角的な移動を開始するナユカ。そして魔弾を放つ。1回の放出で10発もの魔弾を一瞬で、ショットガンのように散りばめながらハルトに向けた。



「【剣ノ弾幕流儀ケンノダンマクリュウギ】」


 ハルトは剣を持ち、それを迎撃げいげきするかまえをとると、剣を一振。そこから飛び出す風の刃が、まずは真正面から来る魔弾を穿うがち消滅させ…


(どうせ周りのもこっちに曲がって来るんだろうッ?きたッ!!)



 散らばった魔弾はハルトの予測通り全て〔直角〕にハルトところに進路を変える。


「はっ!!」


 ハルトはまたもや剣を一振…。そして。



「なにッ!!?」



ドドドドドッドカッ!!



 全てハルトに命中するのであった。


 ナユカは魔弾に〔躱す〕を付与していたのである。そのおかげで、魔弾は斬られる直前で自ら避けるように軌道を変えハルトをおそった。


 剣を振り切った状態で後方吹き飛ばされたハルト。つかの間、ナユカがまたもや魔弾を生成。その魔弾を〔叩く〕で飛ばし高速でハルトに狙撃を開始する。


 未だ吹き飛ばされ地面に不時着した状態のハルト。高速で弾き飛ばされる魔弾の強襲を見て即座に回避行動に出る。


 1発目は地面に倒れた状態のまま横に転がり回避。即座に次弾がやってくるそれを。


「ッ!【瞬会】ッ!!」


 足の裏を、転がった状態から無理やり地面に着け【瞬会】を発動。足を起点に吹き飛ばされるように自身の斜め上に勢いのまま、バク転とも言いがたい崩れた体制で移動しながら、2弾、3弾目を回避。そこから体を無理やり〔飛行〕で右斜めに回し4弾目、5弾目を回避する。



 何とか回避に成功し、そのまま綺麗に体制を治し地面着地する。

 そしてラスト6弾目。しっかり見定め、剣でその魔弾を切り落とした。


「へへ…。さっきの〔ジャンプ〕の動き、パクらせて貰ったぜ?初めてだけど上手くいったな!」


「むぅー。さっきので終わりだと思ってたのにー!」


 ナユカもそれを確認して攻撃の手を止める。ハルトが崩れてない状態での攻撃は無駄に終わると判断してか。そのまま間合いを取り、両者相手の動きをうかがっている。



 1呼吸置いて。次はハルトが先に動く。【剣ノ弾幕流儀】はまだ継続中だ。ハルトは〔飛行〕で飛びながら剣を振り、風の刃を無数に飛ばす。ナユカはそれを〔ジャンプ〕で回避。多角的な動きでそれをかわす。


「【散】!」


 そんな回避された弾幕を見て、ハルトはさらに技を発動。

 それまで一直線にナユカに向かっていた風の刃が、その掛け声のあとに、さらに追加で小さな風の刃を複数回適当にばらまく。




 さらに。



「【追】!!」


 今度は、風の刃からさらに分裂するように出た小さな風の刃が、全てがナユカを追尾しだした。



 これにはナユカもさすがにきつい。なおもハルトは剣を振り、攻撃を追加している。〔ジャンプ〕で振り切ろうとして回避するが、その風の刃は大きく旋回しナユカを再度狙う。


「うわッ!?」



 そして、その時はくる。




 幾度も回避し〔ジャンプ〕で回避し、同じく魔弾で風の刃を落としていたナユカだったが回り込んできた風の刃に被弾してしまう。


 一瞬の油断と意識をハルトから背けたその時。



「【剣ノ名ヲ持チ表スケンノナヲモチアラワス・剣鬼「はじめ」】!」


 ハルトが静かに構え、1本まっすぐな剣を振り抜いた。


「なッ!!!!?」





 突如。ナユカは自身のHPの消失を確認する。


 ハルト一振は闘技場のこの場所全体を、そのまま真横一線に斬り伏せ。ナユカのHPを全損させたのだった。






*>>ナユカ視点




「負けたぁーー!!」


「おかえり〜。ナユカ〜」


 私は即座に復活し、観客席に退避していたユキとビュアさんに出迎えられる。私の後ろからはハルトさんがこっちに戻って来ていた。


「おふたりともお疲れ様できた。とてつもないバトルが見れてとても良かったですよ?ほらコメントも大盛り上がりです!」


 あ、そういえば配信してたんだった。コメントを再度表示させると。


『いややばくない?』

『2人とも目で追えなかったんだが?』

『ナユカちゃんパねー!!ほんとに初心者?』

『カワイイ』


 うんうん、好評で良かったよ。


「ナユカったら〜、闘技大会用に新しく作った技まで出して〜、出すなって言ったのに〜」


「あ、、ごッ、ごめん!!忘れてた…」



「いいよ〜。まだ時間あるし〜、知っててもあれは中級者以下の人達は、突破すら出来ないと思うから〜」


「ですね。むしろ初見で突破したハルトさんをめるべきです」


「だろw?さすがにびびった…。ひとつの技であんな弾幕の密度は。MPどうなってんだ?」



「あはー…」


「まぁ、詮索はしないでおくよw。それよりも俺も闘技大会ようにとってたやつ使っちまうし…」


 おっ!ちょっと嬉しい。


「んふ〜、そのことは後で話そうか〜」


 ん?またユキがなにか考えてる…。悪いことしちゃダメだよ?


「さて、今度はユキさんへの質問タイムと行きましょう!」


『待ってました!!』

『あ、さっきのバトルで忘れてたわ…』

『ちょっと!!なんか話題になってると思ったら私も混ぜなさいよッ!!3人だけ楽しそうに!卑怯ですわ!』




 ん?


ピコッン!!


《プレイヤー:アリア がプライベートルームに参加申請》


 あ、やっぱりアリアさんだ。何となくそんな感じがしたんだよ。


 ビュアさんがおもむろにパネルを操作し…、ビュアさんが入ってきた。


「ハルトー!!なんで私を誘わなかったのですわ!!?」


「いや?誘おうとしたけどINしてなかったんだよ。それよりなんだ?寂しかったとかw?」


 開幕早々?ハルトさんに突っかかっていくアリアさんと、しっかりあおり返すハルトさん。この2人。実は仲良いよね?最初出会った時は私を巻き込んでバトルになってたのに。


「お〜、役者がそろったか〜」


「お久しぶりです。昨日ぶりですが…」


「あ、ビュアさん入れてくれてありがとうですわ」


「いえいえ」


 こうして5人で、今度はユキへの質問タイムへとなったのだった。







ステータス



ーーーー



名前 ナユカ


所持金 154800G



HP 0├───────────┨


MP 0├───────────┨




《スキル》


『パッシブ』


「原型」

魔力


「強化系」

体力強化


「生活系」

食べる


『アクティブ』


「属性系」

火 火炎 爆発 光 風


「鑑定系」

植物鑑定


「色彩系」

赤 青 緑 紫 桜


「動作系」躱す 回す 伸ばす 直角 止める 減速 連動 集合 舞う 帰還 条件 打ち上げ


「設置系」

魔法陣


「音響系」

歌唱 効果音


「表示系」

地図 表示


「部位系」


「命名系」

技名


「剣術系」

短剣術


「造形系」


「体術系」

受け身 叩く ジャンプ スーパーアクセル 蹴る




『?』

魅力 鍛治


ーーーー

【煌星流姫「ペンタゴンスター」】

決着!!

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