表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Reality barrage Gamers〜超近未来な世界観とそんな世界のゲームから。少女は今日も革命を起こす〜  作者: diamond
第7章 七恋星編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

409/426

Z329  新人育成研修会




 生配信が終わり、職業の情報は瞬く間に広がっていくだろう。少なくともインフォメーションコーポは現在大忙しだ。

 そういえばつい先日ミカちゃんが公開した宇宙船…というより戦闘機の設計図も売り始めたと聞く。大丈夫なんだろうか?忙しさで過労死しない?



「とりあえず今日はこの後どうされるのです?私はインフォと動画で取り扱う情報共有とすり合わせなのですが」


「俺はとりあえずスキル集めからだろう。聞くに無いと話にならないらしいからな」


「うちはノアに用事があるぜ」


「ウルドの防具や武器はどうする?今から作ろうとは思ってるんだが…剣とか使えるのか?w」


「あ、軍曹と私もハルトに着いてくよー。新しい素材!」


「新しい人形用武装貰えるかもであります!!」


「♪」


「ウルドに誰か同行できる人いる〜?私今日は闘技場でイベントマッチするんだけど…。ヒカリとアキアカネも呼ばれてるよね〜?」


「はい」


「ん」


「私はログアウトですわ。お父様とお母様に呼ばれてるのですわ…」




 あれ?




「暇なの私だけ?」


 みんなそれぞれ予定があるらしいが、私にはそんな予定は無い。強いて言うなら夕方リアルでさっきナビィに言われた能力の訓練くらいだ。私だけ仕事して無いみたいな?

 ふむ?言われて考えてみてもなにか作ったりする訳でもないし、今日はアイドル非番だし…


「よし!じゃあ私が道案内してあげよう!!」


「む…。ウルド。ナユカに何かしたら殺すから〜」


「命の恩人に無礼はせんさ」



 ユキが凄く…凄く不満そうな顔してる。心配してくれるのは嬉しいけどここはゲームだよ?護衛は要らないんじゃないかな。


「あ、ニワタリ、出てきてください」


「呼んだコケ?」



 ここでアキアカネさん。何かを思い出したかのように装備していた指輪に話しかける。そして少し指輪が光ると近くに湧いたニワタリさん(手乗りサイズ)がアキアカネさんの肩に止まった。なんかこう見るとインコみたい。


「今日1日。ナユカさんの護衛をお願い出来ますか?」


「護衛?護衛無くてもいいぐらい強いコッコよ?」



「いいじゃないですか。どうせ暇でしょう?」


「すごい酷い言い方コケ。…まあコヤツにも興味があるからのう…。いいコケ。その護衛引き受けたコケ」



 そう言って飛び上がったニワタリさん。今度は私の右肩に綺麗に着地して見せた。思ったより軽い!


 ということでそれぞれ動きがまとまった。



ーーーー


・スキル集めとゲーム説明

ナユカ 

ウルド

ニワタリ


・生産職連合会議に行く

ハルト

キリア

軍曹

ヒヒリー


・ノアに行く

ミカ


・インフォメーションコーポに行く

ビュア


・闘技場半公式プレイヤーのお仕事

ユキ

アキアカネ

ヒカリ


・ログアウト

アリア

ギルバート


ーーーー


「それじゃ、各員頑張ってね〜」


「「いってきまーす!」」

「♪」

「ん」

「「おう」」

「行ってくるであります!!」



 私たちは順番に会議室を後にした。







*>>ビュア視点



 メンバーそれぞれが散らばったあとのこと。私はインフォメーションコーポに用事があるため歩みを進めます。

 いやー。本当はナユカさんに同行したいのですけどね!何せナユカさんですよ。絶対なにか引っ張ってきますよ!!正体不明、摩訶不思議、未知!革命!!


 そう考えたらついて行けば良かったかもしれない。でも動画の今後にも関わる相談事を今からセリエルさんとするため、既にメールで先程マスターのカフェで合流しましょうと伝えています。


 あ、そうか。よく考えたら私が着いて行かなくても〔カメラ〕をつけた弾幕を追尾させたらいいのでは!?


 バッッと振り向き、先程別れたはずのナユカさんの姿を探します。ぐっ…居ない。いえ、ここで諦めては動画投稿者…最近では配信者としてのプライドが許しません!

 ということで窓からカメラを飛ばし、上空からナユカさんを探します。



 運がいいことにナユカさんとウルドさんの姿を発見出来ました。やった!!



 これで何かあったら感知できますね!



 ついでにそのまま生配信を開始させておきます。タイトルは…「護衛追跡中」とでもしておきましょう。


 あとは…。ユキさんにもこの生配信を教えておきましょう。かなり怪訝な表情されてましたし?おそらくこの盗撮…追跡にも納得いただけることでしょう!一石二鳥!!



 早速、ユキさんからサンキュ〜と言っていただけました。つまり正式に許可が降りたということです。


 ユキさん、やっぱりついていけないのかなり気にしてましたよね?護衛としてもそうですが、相手がよく知らない男となると…確かに人馴れしていないナユカさんに任せるのは不安を禁じえません。なにかあったら私もすぐに出られるようにセリエルさんにも伝えとおこうと思います。



 そういえば、こうしてユキさんがナユカさんから離れるのは三回目ですね?

 一回目は黒龍戦の時。あれはほぼ偶然、あの時からリリースが始まったと言っても過言では無いでしょう。黒龍戦にユキさんが居たら…苦労もせず倒せたかもしれません。

 二回目は〔装備〕のスキル獲得の時、ちょうどミカさんとであった時ですね。思い出してみればあの時は私と2人きりでしたが…ユキさんはそこまで抵抗なくナユカさんを行かせてましたね?私、一応信頼されているのでしょうか?なら嬉しいですね!

 そして三回目となる今日。…やはり元敵とはいえゲーム内では基本的に肉体的な損傷は有り得ません。でもユキさんが嫌がったのは…。ナユカさんの精神的に悪影響があると判断してるのでしょうか…?



 やはり私もしっかり監視しておきましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=743697667&size=200 ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ