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Reality barrage Gamers〜超近未来な世界観とそんな世界のゲームから。少女は今日も革命を起こす〜  作者: diamond
第1章 魅力編

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40/426

039  決着!黒の試練!!

*>>三人称視点



(なんで?MPが5割まで回復してんの?)



ステータス



ーーーー



名前 ナユカ


所持金 1000G



HP 0├──────────╂┤


MP 0├──────╂────┤




スキル


パッシブ


魅力 魔力 体力強化



アクティブ


火 回す 植物鑑定 躱す 火炎 叩く ジャンプ 赤 魔法陣 足 光 地図 伸ばす 直角 緑 止める 連動 青 爆発 集合 歌唱 鍛治 減速 星



状態


飛行速度上昇

攻撃力上昇

防御力上昇

クリティカルダメージ上昇

水中移動速度上昇


ーーーー




(でも、ラッキー。これでなんとかなるかも!!そうと決まれば早速頑張ろうか!少し本気で)


 途端にナユカは体の向き180度変え、上を見ながらバックステップのように〔ジャンプ〕を使用し、未だ迫り来る水弾の爆風で飛んでくる岩から逃げる。

 目にも止まらぬ早さで飛んでくる岩は当たれば即死。視認なんてほとんどできていない。時刻は夜ということもあり、なおさら飛んでくる岩は暗闇に溶け込みナユカを襲う。


「見えればいいんだよ。これで!!」


 そう言ってナユカは無数の弾幕を夜空に放つ。それはとても小さな魔弾。1/30(30分の1)まで細かく別けられた魔弾は連続で放たれ夜空をいろどる星のように散りばめられた。


 ナユカは弾幕を放ちながらも集中して夜空を見上げる。


次の瞬間





ポポンッ!

〔ジャンプ〕!!





 ナユカはスレスレで岩をかわす。それは偶然か。




ポポンッ!

〔ジャンプ〕!!




 また、ナユカはスレスレで岩を躱していく。



「あの子…。一体何を…?」


 アリアの疑問にハルトが返す。


「まさかとは思うが…。岩を全部躱してるのか?」


 今、アリアの結界に護られてるとはいえ、動くことが出来ないアリア、ビュア、ハルトは、ナユカの行動を不思議な目で見ていた。

 というのも、3人から見ても岩が見えないため。ナユカが唐突に横にねたりしているようにしか見えない。一見デタラメに動いているのかとも考えたが、今なお水弾に吹き飛ばされてきた岩はその数を増やし結界に衝撃を与えている。


「あの弾幕…。まさか…。いやでもそんなこと…」


「でも、あいつはいったい何者なんだ?」


 ビュアの独り言にハルトが反応する。ハルトも同じことを考え着いたからだ。でもそれは、果たして人間にできるのか?


「ちょっと、どういうことなんですの?」


 アリアは2人で話し出した後ろで暇そうな2人に答えを迫る。


「つまり、これはナユカさんは見えないものを見て岩を避けているということ…。ですね。たぶんですよ?」


「でもこの暗闇のなか、轟速ごうそくで飛んでくる岩を見ることができるはずがありませんわ!」


「はい。ですので飛んでくる進路上に無数の弾幕をばらいているんです」



「確かに少し弾幕が光って見えるから〔光〕の弾幕かもしれないですわ。でもそんな程度で岩なんて見えますの?」


「いいえ、見えないでしょう。むしろ手前の弾幕が光っているので奥からくる岩なんて、むしろ見にくいのでは?」



「じゃあ見えてないじゃない!!」


 アリアの言ってることは最もだ。


「だから、見てないんだよ。岩はな」


「はー??」


 ハルトがそう答えるも、アリアは訳が分からないと言わんばかりに頭上に「?」を浮かべている。


「えと…。つまり?」


「あいつは…。あのナユカは…。自分が放った弾幕に、岩が当たった時に弾幕が消えるのを利用して。岩がどの角度からどこへ来てるのかを予測して避けている…。んだと思う。だから岩は見てない。見てるのは消えた自分の弾幕の位置だ…。消えた弾幕の位置とタイミングで。予測して避けている…」





「はア゛ア゛ァァァ!!?」


 女子が出してはいけないような声で叫ぶアリアだが、ほか2名はそんなアリアのことを構う暇がない。


 つまり。ナユカは飛んでくる方角を一回目の消失、角度を2回目の弾幕の消失を見て、自分に岩が当たるかどうかを判断している。


 そう理解した、いや理解は出来ないがそういうことにしておくとして目をつむったアリアだが、次に浮かんだのは。


「ハルト…」


「何?」



「あれ。できる…?」



「出来るわけないだろw…」


 



 そう、果たしてそんなこと出来るのかという疑問だった。







 そしてそんななか、落ちてきている岩の数はどんどん増えてきていた。ナユカは弾幕をばら蒔きながらも〔ジャンプ〕でその全てを躱していく。


「ッ!!」


 次第にあちこちで消えていく弾幕…。その全てを。全ての予測し角度を予測、見えないはずの岩を全て回避していく。


HP 0├──────╂────┤


(うっ…。数が多い…。右左左上〔ジャンプ〕左〔ジャンプ〕左下右左〔ジャンプ〕〔ジャンプ〕〔ジャンプ〕)


HP 0├──╂────────┤


 次々に岩は降ってくる。視界の端でまた弾幕が消える。


(クッ!!?咄嗟に体をひねって回避ッ!!かすったッ!!)


 回避中に既に次の岩がナユカを撃ち落とさんと迫る。



「はぁ…はぁ…はぁ…」


 致命傷は全部避けている。けど少しでも当たればすごくHPを失うだろう。即死弾の数々。

 だがそれでも少し間隔が開くような…何もエンドレスで岩が降ってくる訳じゃない。


 次第に途切れ途切れになってくる岩数。そして、その全てを回避し終わったナユカは息も絶え絶えであった。



「はぁ…はぁ…はぁ…。お、終わった…」


 自身の足元は未だに津波の影響で濁流だくりゅうになっているが岩はもう落ちてこない。ナユカは植物園の無事だったヤシの木みたいな木に着地し一息つく。


 それからしばらくしてアリアたちと合流ため〔ジャンプ〕で元いた方角へ跳んで行くのであった。



*



「おーい!!」


「ナユカさん無事みたいですね」


「えげつないな…。あれで初心者とか絶対嘘だろ?」


「まあ、今はいいんじゃないかしら?そんなことより」


『緊急クエスト:黒の試練 クリア

 クリア条件:黒龍(火)の撃破

 参加者:ナユカ アリア ハルト ビュア

 通常報酬:黒のオーブ、10万G、黒龍の鱗、黒龍の爪、黒龍の角、黒龍の肉

 特別報酬:黒龍のコア

 MVP:アリア(特別報酬獲得)』



「おおーーー!!」


「すごいですね!」



「やったね!!」


「通常報酬はみんな貰えるみたいだな」


「実質黒のオーブが4つ手に入るなんて凄いですね!」



 その時。黒龍の遺骸いがいが輝き黒のオーブが4人目掛けて突撃。4人は抵抗することなく待ち構え。当たった瞬間割れたオーブは、黒い霧状になって体に吸い込まれていく。



ステータス



ーーーー



名前 ナユカ


所持金 100500G



HP 0├───╂───────┤


MP 0├───╂───────┤




スキル


パッシブ


魅力 魔力 体力強化



アクティブ


火 回す 植物鑑定 躱す 火炎 叩く ジャンプ 赤 魔法陣 足 光 地図 伸ばす 直角 緑 止める 連動 青 爆発 集合 歌唱 鍛治 減速 星 ■■(次回公開)



ーーーー


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