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Reality barrage Gamers〜超近未来な世界観とそんな世界のゲームから。少女は今日も革命を起こす〜  作者: diamond
第1章 魅力編

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018  初戦闘



 ユキに私の作戦を伝える。刻一刻と進む私たちはもうすぐ他プレイヤーとの衝突地点がせまろうとしていた。



 作戦伝達中、ユキは私の方をなんか変なものを見るような目で見てきたけど…。いや、そんなに変なことは考えてないし伝えてもないよ?



 一応、了承してくれたらしく、私のその作戦が採用さいようされた。


「敵さん、来るよ〜!!」


「あいあい!!」



 そして衝突地点。ユキの知らせ通りこちらがやや先んじて前を進んでいる。そして相手はおそらく気づいていない。


 私が先頭、そしてそのすぐ後ろにはユキがいる。そのまま合流地点、敵も私たちにはすぐに気づいたはず…

 先手はこっちからだけどね!


「いくよ!」


 まず私が大量の火炎弾を進行方向以外の全方位にばらまく。ユキにも少し当たっているけどダメージはない。


 これは事前にパーティーを組んでいたおかげか。



 …あれ?でも燃焼ダメージは?



 と思ったけどいつの間にかユキの周りにはキラキラした銀色の粒子がおどっていた。闘技場の時みたいなバフ?かな?なんか大丈夫そうなので続ける。




 いきなり人が現れ、不意打ち気味に攻撃が来た敵プレイヤーは、すぐさま反撃しようとしている。



 そこに火炎弾が着弾、しかし全てかわされてしまいあたりの壁にぶつかっている。でも躱せても燃焼ダメージは入る!


 敵プレイヤーもそれを察知してか、火を消そうと対応してくる。


 そう、火に対して有効なのは水だ。敵プレイヤーは、辺り一面に水弾をばらまきはじめる。



 よし!




 私たち含め敵プレイヤーも未だオーブ目指して前身している。ということは私があらかじめばらいた火炎弾燃え盛るこのせまい空間に向こうからやって来てくれるということ!



 敵はそれを嫌って水をみずから撒いてくれた。




 そこからはユキの出番だ。



…ピキピキ…ッ



 


「なっ!!?うわっ!!」



ドサッ!!



 足ともがいきなり凍り、片足がそのまま水溜まりの中に固定されたことで相手プレイヤーが走った勢いのままコケる。あ、顔面から…



「よし!【氷の心(ガラスのハート)】!!」



カキーン!!



 そして、そのプレイヤーはどんどんユキの氷にまれていく。全身を氷が包むのに時間はかからなかった。



「からの〜〔粉砕〕!!」



ビキッ!!パリーン!!



 そしてユキの容赦ない粉砕により文字通り粉々に。名も無きプレイヤーよ…。ごめんね?オーブは貰ってくよ!



「いえーい!!勝ったよ!!」



 こうして私の初戦闘はこちらの圧勝で終わったのでした。まあ、ユキいたら当然かもだけど…



*



 そして現在、また疾走中です!!



 時折ユキが後ろに向けて水弾を放っている。


 あと、なにやら後ろに向かって冷気を振り撒いているのかキラキラしたモヤが出てなんかキレイ…。いいな…



 そこから更に撃つ氷弾…。そして聞こえてくる悲鳴…。気にしない方がいいのかな?



 私たちはいま、リニアモーターカーの駅のホームの端っこに着いたあと、線路上に湧いているであろうオーブを取るためにホームにあるゲートを破壊して…


 私じゃないよ!!?ユキが「じゃま〜!!」とか言いながら、どこからがバクダンを取り出しそのまま爆破したんだよ!だから私は悪くない!いいね?



 この時代のリニアはありえないほど速い。その速さを実現するために線路自体は真空状態を維持するためにつつに包まれている。そんな大事なゲートだからかなり硬いはずなんだけどね?




 そしてその先にある線路…。かな?パイプの中みたいなところを走っていた。



「オーブまであとどれくらい?」



「もうそろそろ見えてくるよ〜あ、ほらあれ…。って青じゃん!!ラッキ〜。ナユカ行くよ〜」



 青って…。なに?



「ナユカ〜は〜や〜く〜〜!!」



「あ、まって!!」




*




 私が取ったオーブは初めて取った時のオーブとは違い、青色に輝いていた。それ以外はガラスの中に青い煙のようなものが入っること、取った瞬間私の体に取り込まれていく演出は一緒だった。







《スキル・ジャンプを取得しました》

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