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夢の中で  作者: 寝る損
8/11

イヴのミクロ界

おはよう傍観者


私の親、つまり上次元の人たちが世界を作ったとてもマクロな話、、


でもこの終末世界では私の内面

世界の最小単位かもしれない

質量以下、思考や心の視点

ミクロな話


イブ「つまり私の視点が世界です」


さて、冷凍庫から目覚めた私はまずこの廃れた家から出るだろう


家の中を見渡す

デジタル時計はまだ動いていて

玄関のドアノブは錆びてない


水は…出ないかぁ


さぁドアを開けてみる

ガチャりっ


光が下駄箱をなぞり、私の肩に差す


ここは二階建てのアパート

階段は錆びている

危ないからゆっくり降りないとね


さてコンビニでも行ってみよう


イヴ「♫」


いまさら死は怖くない

地球最後の日に受け入れたから


でもせっかくの楽しそうな世界、

すこし冒険をしてみたい


私は街を歩く


意外にも1000年って長くはないのかもしれない

植物が生い茂ってるわけでもない

街が形を忘れてるわけでもない


さて、私はお腹が空いた


イヴ「ここがコンビニ」

1,000年だろうと私にとっては昨日、

でもコンビニの窓ガラスは割れていた


イヴ「ガラスは劣化するのかしら?」


さて中に入りましょう


自動ドアの劣化したガラスは簡単に割れてしまいそうだったから

足元の小石を投げて割ろうとした


コツンとなって石は跳ねた


意外と風景は頑丈にできているようだ


仕方なく自動ドアを割って入るのは諦めて割れた雑誌コーナー横から入る


イヴ「うまく言えないけれど、ホントは入り口から入りたいんだけどね」


コンビニの中は私が知ってる姿のままだった、壁と床の間で掃除をしている穴、清掃システムはまだ動いているみたい


そーいえば国が4000年は動く電気供給施設を作ったんだっけ、やるじゃん


私は期限切れの保存食をカバンに入れてレジカウンターに料金を置く


カウンター横にあるライター、

気になって手に取ってみます


カチャカチャ


火がついた、

私の知ってるライターの火より

少しだけオイルの香りが強い


私はコンビニを後にしました

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