始まり
ここはルマニア王国の辺境の地「レアリス」
お世辞にも栄えてるとは言えないが、
俺はこの村が好きだ。
ここの空気はどこの空気よりも美味い!
自信を持ってそう言える。
そんなことを考え穏やかな空を眺めていると
「さぁ!修行の時間だよ!」
声のする方へ目をやると
幼馴染であり、親友のルイだった。
ルイは容姿端麗、頭脳明晰、おまけに腕も立つ
憎たらしいやつだ。
「そんじゃーやりますかっと〜!」
俺達二人は毎日修行に励んでいた。
子供の頃から今に至るまでの10年間毎日毎日飽きもせずに一騎打ち。
「今って〜俺が勝ち越してるんだっけ?」
「ばかを言うなルーカス、お前は一度も僕に勝ったことないだろ?」
なぜ俺達がこうして毎日修行に励んでいるかというと俺らには目標があるからだ。
王直属の軍団「リーベルタース」に入隊し、軍団長になることである。
「もう少しだね、「武器の授与」まで」
「明日…だっけ?うわー緊張するわ、
入団できるよな、もし武器が授与されなかったらどうしよう。あれ?武器が授与されなかったらどうなるんだ?終わりか?あー終わりだよなー、あーあ。終わったわ俺」…
……(でたよ、ルーカスの独り言)。
「ま、まぁー大丈夫だと思うよ!ルーカスなら」
ちなみに、「武器の授与」というのは、
文字通り武器の授与をする儀式だ。
なんでも、リーベルダースに入団する前に教会で自分にあった武器が授与されるらしい。もしそこで武器が授与されない様なら才能がないとみなされる。
もちろん入団もできない。
噂によると「自然」?に関する武器だとか…。
武器の授与は三日後。武器の授与は王都の教会で行うので俺たちは明日にも、この村を出なければならない。
(ここでの修行も今日でしばらくお預けだな。)
「ルーカス帰るよー」
「あぁ…」
そう言う俺の表情はどこか寂しげであった。
連載始動!
小説初心者です。
正直とても下手です。すいません。
ですが頑張りますのでどうか応援よろしくお願いします!
ルーカス君が似てる気がする…
コメディが入りすぎない様に頑張ります。笑
半世紀って最近すぎかな?近すぎたかな?