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最強の聖女は恋を知らない  作者: 三ツ矢
第二部 エンディングまであと一年~再来~
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58/201

第一章 ニューイヤーパーティー~リアン~

フロアはすごい熱気で、少し外の空気を吸おうと私はテラスに出た。

ふぅと息をつくとそこに人影が現れた。黒い長い髪を束ねた線の細い男性だった。


「あら、リアン先輩」

「マヤ君、ここにいたんだね」

「ええ、フロアの雰囲気に圧倒されちゃって」

「私もここで少し休憩をしていたところだよ・・・・・・手紙いつも楽しみに読んでるよ」

「私もリアン先輩のお手紙も本も楽しく拝読させていただいています。ありがとうございます」

「いや、何、祖父の道楽が私にも遺伝したみたいでね。

 興味深い本を見つけるとつい君の意見が聞きたくなってしまったんだ」


それから徐にそっと腕を差し出した。


「ここは少々寒い、一曲いかがかな?」

「喜んで」


二人は手を取ってフロアに戻った。


「仕事は順調かな?」

「ええ、そういえばリアン先輩に連れて行ってもらった天文台のローブを着て業務をしているんですけど、あれってすごく便利ですね」

「あれを着て仕事をしているのかい?やっぱり君にはいつも驚かされる」

「あの時見た星空は綺麗でしたね。星を見るとリアン先輩のことを思い出します」

「私もだよ。いつかまた一緒に星空を見たいね」


その時私の顎に手を当て、リアンは上を向かせた。

銀縁眼鏡の奥で切れ長の黒い瞳が夜空の様に煌めいた。


「その時は一晩中君を離さないよ」


その囁きは優しく耳朶を打った。音楽が止み、曲が終わる。


「それでは良い夜を」

「良い夜を」


お読みいただきありがとうございます。

ブックマーク感謝いたします!

二部も頑張ろうと思います!!

エヴァン編はまた後程アップします。

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