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第十章 国の危機~救難信号~
はぁはぁと私は荒い息を整える。
素手でこの数の魔物を倒すのは無理で、なんとか躱してきたけどそれもどうやら限界らしい。
「最後に聞くけれど、私に協力する気はないかな?君の才能と能力はここで失うには惜しい。ともに新たな国作りを手伝ってほしい」
「お断りします」
私は精一杯強がりながらもきっぱりと断った。
(いっぱい努力したんだけど……私を王国に呼んでくれたのにごめんなさい)
自分の無力さを悔やんでいると召喚の間の扉が乱暴にノックされた。
「マヤ殿いるか!?」
「マヤ!無事か」
「返事をしてくれ、マヤ君」
「マヤ先輩!」
私は涙が一粒零れた。
「お願い、助けて!」
お読みいただきありがとうございます。
いよいよ戦闘が始まります。
また後程お会いしましょう。




