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第2話 波乱のクラスと負ける先生

今回字数少ないです。

まあ、なってしまったものは仕方ない。

今更そのことに対して叫んだり心配したりするほど僕はヤワじゃ無い......ハズ。

加えて幸い僕は一人暮らし。

親にバレるまではなんとかなる。

そう考えるうちに先生が教壇に立っていた。


「はいはい皆、HRを始めるぞ!席につけ!」


先生が大きな声(70dB)を上げるが、俺の周りにわらわらと群がった生徒達は一向に席に座ろうとしない。

僕は席についているのだが、


先生は聞こえなかったのか?と首を傾げたが、

それでめげる事はなかった。


「おいおい皆、早く席につけぇぇ!」


80dBで言っても聞こえないようだ。


それほど俺に興味があるみたいだ。

まあ、ハロウィンの若者ぐらいに激しいですが。

先生はこれ以上声を張り上げる事は出来ないようで。


だがそれであきらめる先生ではなかった。


『早くー席につけぇぇ!!』


今度は拡声機で話したが皆には届かない。


「校長、あいつらなんか今日おかしいんですよ」


校長を呼んできたらしいが、それは愚策だ。


「だからですね、鎮めて欲しいんですよ」

「ふぉっふぉっふぉ!元気じゃなあ!おいお前ら」


校長が発言した途端クラスが静まり返った。


「ありがとうございます校長!」


しかし、それで終わらないのがうちの校長。


「一緒にドッチボールしようぜ!!」


因みに今の言葉は校長の言葉である。


教室は更に煩くなり、校長は室内でドッチボールをし始める始末。先生は頭を抱えて泣きそうになった。


もうどうしようも無くなった先生。


「ふじゃけんなぁぁぁ!」


キレた。

それでも先生は無視された。


「ふぇぇぇん」


先生は泣き出した。

しかし皆は未だ話し合っている。



キーンコーン カーンコーン


『おおっとここで無慈悲なHR終わりのチャイムがなりひびいたぁぁぁ!

それでも無視される先生ッ!』


『この先生一人の葛藤はこの俺亜豆裕と、』


『解説の香だよぅ』


『おおっと先生ここでダウンッだぁぁ!カウント開始ぃ!』


one!two!three!


『立ち上がるか?どうか?』


「わ、私はまだ....やれ....」


『選手、いい顔をしておりますね、この後の展開はどうですか?解説の香さん?』


『そんな事よりお寿司食べたい。いや、でも焼肉やお鍋も捨てがたい』


「....ない....」


バタッ(先生が倒れた音)


『ここで精神的なダウンッ回復の見込み無し!』


『まさか期待のルーキーがやられてしまうとは、このクラスはどれだけ酷いのでしょうね〜あれ?解説の香さん?』


『あ、蝶々さん....まって....』


先生がやられてしまった。








謎の実況と解説がついていたが気にしない。

あーいうのは気にしたら負けなのだ。


1時間目は数学。寝た。


2時間目は保険。恥ずかしくて寝た。


3時間目は音楽。僕だけ不協和音。寝た。


4時間目は英語。僕は日本人だ。寝た。


昼食の時間だ。僕はカロリーメイトをかじった


5時間目は体育。地面で寝た。砂の味がした。


6時間目は歴史。将来役にたたない。寝た。


「こいつ、何故こんなに寝ていられるんだ?」

先生がそう呟くが、TSしてしまった彼には届かない。


「んにゃ?寝過ごしちゃった」

気がついたら夕方の六時。みんな帰ってる。


「え!もうこんな時間か」

あたふたしながら考える。うん。寝よう。


帰ったら携帯にメールが。

寝ている美少女の写真だ。あいつがいつの間にか撮っていたのだろうか、我ながら可愛い。


いつもより小さくなった自分に苦労しながら今日一日は幕を閉じた。


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