第11話 は、犯罪だー(棒)
そこは誰も訪れる事は無いビルの屋上。
2つの影が街を見下ろし、立っていた。
「どうですか?調子は」
「まだ魔物も倒せてないよ姫さんは。でもなんであなたが気にするんだ?」
そう。白猫は誰かと会っていた。
その用事が春樹の場所に行けない理由なのだ。
「いや、彼、じゃなかった。....彼女の成長が微笑ましくてね。彼女の元〜だったってのもあるけど」
「え?彼女の元何?聞き取れなかったんだけど」
「じゃあね。白猫君」
そう言ってその人物は、姿を消した。
「何だよあの居なくなり方....」
白猫は釈然としない様子で佇んでいた。
....と、まあショッピングモールに来たわけだ
が。
警備員に見つかった途端声を掛けられた。
おら訳わかんないぜよ(色々混ざった)
昼ごはんはフードコート....ではなく、普通にいきなりステーキが出てくる事で有名な店に入った。もっちゃもっちゃもっちゃ。
美味い。
四人席で一人で食っている自分。
幼女がファミレスで1人で飯を食っているシュールな絵になっている。
「いらっしゃいませー」
新しい客が来たようだ。
何気なく視線を合わせるとそこには女子小学生達が!慌てて視線を逸らす僕。
何故視線を逸らしたかって?
そりゃ僕みたいな男が見てたらまわりから変な目でみられるだろ。
気にせずもっちゃもっちゃ。
すると店員さんが、
「すみません、今込み合ってまして....」
と言い訳をしていた。
僕が4人席を1人でいる事に対する不安を煽ってくる。
と、その小学生3人中の1人がこっちを凝視している事に気が付いた。
ハッとなって視線を逸らすが時すでに遅し。
「君、相席いいかな?」
「良いですよ」
あわあわしながらそう言うと、3人の女子小学生が隣に....これって犯罪じゃないでしょーか!
「春樹君は今何してるのかな?」
『ちょっと待ってな....あはは、なんだこりゃ』
突然大爆笑し始めた裕をムッとした目で見つめる香。
『面白くなってまいりました!おっと、ここをこうするのですね、あー、これは犯罪か?』
「見せてよっ」
傍からみたらただカップルがじゃれあってるだけなのだが、彼らがその事を知る余地もなかった....
遅くなった挙句少なくてすみません。
あと、最後の文が微妙です。
いつか訂正しておきます。
これからもどうぞよろしく。




