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もし、死んでしまうのなら

作者: ユズ

もし死んでしまうのなら

私を、僕を、〇〇してね




もし、私が死んでしまうのなら

正人君は私の事忘れて欲しいと願うの

勿論正人君を1人にしてしまうのは辛いよ?

けどね、それ以上に、貴方には幸せになって欲しい

私なんか、忘れてもっといい女の子探してね

それで今までよりうんと幸せになるの

この先も、ずっと先も

おじいちゃんになるまで正人君には幸せに過ごして欲しい

そりゃあ確かに、人生の半分が過ぎた後に私が死んでしまったなら

ずっと私の事を見ていて欲しい。忘れないで欲しい。浮気したら呪ってやるんだから

なんて思うのかもしれないけれど

でも、若いうちに死んでしまったらきちんと私の事は忘れてね

いつまでも引きずってないで幸せになるんだよ

そうしたら、天国で、正人君が来て

幸せな顔してたら、私は満足だから

だから、私の事は忘れてね





もし、僕が死んでしまうのなら

由佳ちゃんは僕の事一生忘れないで欲しいと願う

僕の死を、一生覚えてて、愛して、忘れないで欲しい

なんだったら、後悔して、苦しんでくれればずっと覚えててくれるかな?

だったら、僕が死ぬときは残酷に死にたい

顔が分からなくても、原型がなくなってもいいから

僕の死体を一番最初に見つけてくれるのは由佳がいいな

悲しんで、苦しんで、いつまでも心に残ってればいいのに

僕以外の人と幸せになるなんて絶対に許さない

この先も、ずっと先も

おばあちゃんになるまで僕を忘れず生きてて欲しい

確かに、人生の半分が過ぎた後に死んでしまったなら

他の誰と付き合ってもいい。幸せになってもいい。

だって、僕の方が由佳と長い時間一緒にいたのだから

でも、若いうちに死んでしまったら僕の事は永遠に覚えていてね

いつまでも僕を忘れず、なんだったら、苦しんでね

そうしたら、あの世で由佳が来て

嬉しそうな顔して、僕に駆けつけてくれたら僕は満足だから

だから、僕の事を忘れないでね


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