VS魔女もどき
表にでないはずの黒歴史
Q もう描写がなさそうなので、聞きたいんですが、見せてない手札や過去を教えてください。
イディさんでいいんで
「私は封印解除に入ります」
「よろしくお願いします」
「教皇様も無茶をなさらぬように」
ゲイザムは術式を展開し、封印解除に動き出す。そしてそのゲイザムを護衛するように教皇と魔女もどきの3人組が立ちふさがる。
ベリーショート、ストレート、ポニーテール。魔女もどきはそれでしか見分けがつかんな。
空気が重くなるのを感じる。・・・・気がする。
「さあ、ボスラッシュの始まりね」
マアカも戦闘態勢となる。ボスラッシュか。教皇、ゲイザム、魔女もどき3人。死滅の竜。確かにラッシュ状態か
「始めましょう」
愛音の刀の刃が不気味に光って見えた。そう見えた気がする。殺し合い。そう、凄惨な殺し合いが始まるのを告げるように光った。
「必勝必殺の『サイカ・アイ』!」
才華の速攻に教皇たちも警戒する。そして、なにも起きなかった。なあ、なにをしたの?ねえなにをしたの?心の中で2回突っ込んでしまった
緊迫した空気をぶち壊した才華。教皇たちは警戒し硬直しているが、才華がなにかをしたわけではない。目に見えるなにかをしたわけではない。たぶん。きっと。
才華さん、エメリウム光線でも撃つんですか?そのポーズで才華は動かないでいる。出そうで怖い。
数秒たったが、光線はでなかった。そして何も起きていない。遠くの戦闘音がこちらによく聞こえる。うかつに動いて反撃を恐れているのか、教皇側からのリアクションはなかった。ここまでの会話で正面から正々堂々と戦うキャラではないくらいは理解していたのかも。
才華はポーズを解いた。
「なにを?」
教皇にも理解できなかったようだ。
「ショートが『敵意』。ストレートが『限界』。ポニーテールが『結合』。教皇はその3つ。」
「な?!」
不適に笑う才華。その内容を聞いて驚きを隠せないのが教皇。なるほど、魔女もどきが何を食べるのかを調べてたのか。
「いやあ。十分見させてもらったからね。」
・・・・・・あのポーズはただのハッタリか。・・・わかるの?
「そして、これがハッタリだと思ったら大間違い。これは大技をだすためのムーブ。くらえ!」
エメリウム光線からゆったりと鳳翼天翔へと動く才華。この世界でならそれっぽい演出の攻撃をするかと思いきやと動いたのはマアカと愛音。やっぱりハッタリじゃあないか。
愛音は氷塊。マアカは炎。それがら同時に教皇たちを襲う。才華の舞いは今止まった。
襲い掛かる氷塊と炎に対して手一歩前にでたポニーテール。彼女が手を前に突き出すと氷塊は粉々となり、炎もかき消された。そのポニーテールを飛び越え、ストレートが教団特有の輝く刃を飛ばしてくる。
「さがって!防ぐ準備!」
才華の指示に従い後方へスタコラ下がり、反対に才華は前進。愛音、マアカは左右に展開。俺たちを分断させるつもりだったのか。俺は全員が視界に入るようやや後方へ。やばそうな状況になったら盾で助けるためには3人を視界に入れるようにしとかなければ。・・・・足手まといだから遠くへが現実だけど。
それに・・っと。今は始まった戦いに集中。集中。
愛音が雷撃をポニーテールと教皇へ。マアカが柱のような水流をショートへ放つ。才華はなぎなたのフルスイングでストレートを狙う。
ベリーショートはほんの少しうごいただけで水流を回避。電撃もポニーテールによってまた防がれた。なぎなたの刃を輝く刃で止められた。
だけど今回1つだけわかった。ポニーテールの口が上下に動いていた。そのタイミングで雷撃が雲散霧消したのを。つまり先ほどの炎、氷塊といい、この雷撃といい食べたってことだよな。、えーっと『結合』だっけ? 炎そのものを食べたわけではないのか?つまり・・・・よくわからん。原子分解?とか?この状況で結論がでない。俺にはな!
たぶん3人の中ではある程度予想がついて、対策を考えているところだろう。
同じことを考えたのか教皇の攻撃。杖から展開された輝く刃が次々と地面に突き刺さる。少しホーミング機能あるね。
杖のおかげか?それとも本人のスペックか。魔女もどきの目のおかげなのか。とりあえず俺には向かってこない。まあ、そうだわな。っと突き刺さった刃の1つが異常な輝きを見せた。まぶっし。
目くらまし?!
俺の視界が戻ったとき、3人は防壁で刃を受け止めていた。ほっとしたが、すぐ異変には気づいてしまう。そして、反射的に走り出す。俺が走り出したときには、愛音、マアカ、教皇たちは行動をしており、そのまま混戦状況へ。いや才華を守るために防戦状態。
才華は背中をばっさり斬られ尋常じゃない出血。気合で耐えているようには見えるが膝をついた状態である。俺は盾の防壁を展開しな才華を盾の内側へ。
「才華」
クルンさんの薬、いやまずはここから離れるべきか。動かして大丈夫か?どうする。血は止まっていない。と、とりあえずここから離れるか。
抱えあげうよとしたところで、才華の手が俺の腕を掴んで、こっちを見る。やばい顔色がやばい。
「あ、愛してるってい」
「愛してる!だから死ぬなよ」
反射的に答えた。たぶんというか、間違いなくこういことだろう。
「!よし!薬背中にぶっかけて、血液補充薬と気力体力の薬用意。その間、守って」
食いしばっていた表情から満足した笑顔へと変わる。はいいいい?
なんだよ、さっきまでのやりとりは?いや今は。
少し距離をとって言われたとおり、クルンさんの薬をかけた後、言われた薬を才華に渡し、そのまま盾を構えておく。才華はそのまま座り込んで自らの治療へ。
愛音、マアカは巧みに攻撃をさばいているのでとりあえずは大丈夫そうだ。
「ふう。在人はさあ。私の斬られた流れどう見えた」
「しゃべらんでもいい。その着られた箇所を治すのに集中しろよ」
「もう危機は回避したから大丈夫。それに違う視点の意見を聞いて考えをまとめたいわけ」
ですか。まあ、顔色は先ほどよりはよくなっている。
「といっても、あの刃の1つが弱めの太陽拳を放って、視界がもどったときには斬られていたからなあ。」
「斬ったのは右にいたストレートの子」
「目が眩んでいたから防げなかったということか」
基本的な防壁で正面は防げても横や後ろからの攻撃は防げない。
「眼が少しくらんだのは確かだけど、攻撃の気配に気づかなかったんだよね」
「はい?」
「あの刃は魔力でできてる。回避できるかはともかく、見てれば撃つタイミング、見れなくても来たのはわかる。でも今のはわからなかった」
バトル漫画的なことをさも当然と言っている気がするけど、そこは無視しよう。
「えーっと。今は魔力がこもってた攻撃なのに気づかなかったと。」
「そゆこと。まあ理由は絶対にあるはずだから、ぼちぼち治療は治るけど、そのまま盾を少しだけずらして、観察するから」
ギラついた目で愛音たちの戦いを確認する。2人が反撃の攻撃をも繰り出すが、ショートは的確に回避し、ポニーテールは魔法を防いでいる。っとあぶねえ。愛音がすごいギリギリでストレートの刃を交わした。さっきからぎりぎりでしか防げない刃がある。その刃が才華の背中を傷つけたものか。
「っと。なるほどねえ」
結論がでたようだ。早くない?
「で答えは?俺がするべきことは?」
「ベリーショートの食べるのは『敵対心』って言ったけど、敵意や殺意も含んでいるみたいなんだよね。だからやたら攻撃を避けるのはこっちの殺意を読んでいるから。そして私が攻撃を食らったのは
それらを食べて気配がなかったから。気配がなければ読めないからね」
ですか。
「それをあの2人はよく避け続けているなあ」
「そりゃあ、愛音の動体視力と視野の広さ、マアカの反射速度は並みじゃあないからね。気配を感知できなくても刃があることは確かだから目に捕えればなんとか回避できるってわけ」
「才華にはできない?」
「うん。私は魔力感知を足して同じことができるってところかな。こればかりは身体能力の違い故だね」
才華が素直に認めた。
「っとそれより、まずショートを倒さんとすごい不利ってことか?」
『敵対心』の感知で回避。気配のない刃。見てる限り無気配の刃は1つしか作れないよう。だが、多数の刃が飛んできたり、強烈に輝く状況の中では、その無気配の刃がとてつもなく厄介だろう。
でも『敵対心』で攻撃を回避されるなら、銭湯不能にするのも一苦労である
「まあね。ただ真正面から攻撃してもポニーテールが防ぐからね」
「さっきから炎だろうと雷だろうと防いでいるもんな」
「『結合』を食べる。ようはなんだろうと分解してるんだよね。だから下手に近づかないでね。塵遁とかレイズマン・ゼロの攻撃を食らった状態になるかもしれないんだから」
・・・・・・前者で攻撃の詳細は分かった。細胞1つのこらないくらいバラバラですかー。こわっ。
「ですか。対策は?」
「ん。もうある。在人は私が攻撃したらすぐ防壁展開。」
「ですか」
立ち上がった才華は不敵に笑う。見た感じ怪我の影響はないようだ。
「愛音、マアカ、こっちに。仕切りなおす」
才華は水流を放ち、その間に2人は教皇たちとの間合いを広げる。
「体は?」
「問題ないよ、愛音。そっちが分かったことは?」
「ポニーテールの分解防壁の大きさは縦5メートル横5メートルくらいで全方位じゃなく前面に展開。ただ少しでも触れたら、大きさは関係なく分解している。持続時間は今のところ平均15秒。食べるほうの間合いは約10メートル。ただ私たちの耐性なら問題ない。だからこっちから触れないかぎりは分解の恐れはない」
ですか。
「ストレートは急激に動きが素早くなったり、身体構造を無視して動くときがある。愛音の身体の制御に近い感じ」
マアカの言う『身体の制御』は肉体ダメージや体力の影響を無視して、体を正常に動かす魔法。
「リミッター解除みたいな感じか。ん?魔女のサフンみたいか?」
「サフンは力を暴走させるのが狙い。言うならばターボメンのアースクラッシュを喰らったステカセキング。ストレートの場合はパワーアップ。不殺の流浪人が言った限界を超えた先にあるのが極めるってこと。方向性が違うわね」
「似てるようで違うのか」
「ふうん」
「でザアイといちゃつきながら思いつた策は?」
「波状、三次元、高速あたりかなと」
「そうね」
「だね~」
3人にはすでに対策が浮かんでいるようだ。
「じゃあ、いくよ」
才華は右手の指先に5つの水球を作り上げる。どう見てもパクリだ。っと防壁展開しないと。
「サイカウォータボールズ!」
才華はアンダースロー気味に水球を放った。5つの水球が列をなし教皇へ。今までの行動と同じくポニーテールが前へでて分解防壁で水球を防ぐ。
1つ。2つ。3つ。次々と水球は壁にあたるも消えていく
「もういっちょ」
右腕をふりながら、5つの水球を飛ばし、
「倍プッシュ」
止まることなく、今度は両手で水球を放つ。ジオングかよ
「もう1つおまけに」
さらに両手で放つ。
「といわずにこれもこれもこれも」
サイヤ人の王子みたいに連続して水球を放つ。攻撃は防がれているが、だんだん教皇たちの姿が煙で視認できなくなる。これは波状なのか?防壁の持続時間がある以上は有効か。
相手も不利と考えたか、左からショート、右からストレートが水球の斜線外から回り込んできた。
「マアカ、愛音!在人は防壁」
才華が叫んだときにはマアカは土で壁。愛音は火球を教皇へむけて放つ。俺も防壁を展開。展開と同時に大爆発が起きて、回り込んできたショートとストレートはその爆破に巻き込まれた。
爆破?!はいいい?
防壁のに盾に身を隠した。
「分解で安心してちゃあいけないよ」
「えっとなにを?」
「途中から水じゃなくお湯をぶん投げてたんだよね~。そしてその水蒸気に炎がぶつかって大爆破。水蒸気爆発ってやつ」
「ですか、才華」
水蒸気爆発ですか。聞いたことあるけど、使うかね。
「これならこっちの殺意なんて読めても関係ないわね」
「ですか、愛音」
確かにショートを狙ったわけでもないから読めもしないか
「これで視認もできないから次の攻撃も正確には読めない」
「ですか、マアカ」
確かに気配を読まれても見えないならどのような攻撃かはわからん。でもそれは向こうも同じでは?
「ザアイはそのままディフェンス。私はストレートを!」
「下手うたないでよ」
「誰に言ってんの、才華?」
マアカはハンマーを力強く握りしめ、煙から走り出したストレートに向かう。ストレートにはどうみても火傷だけじゃあ済まない負傷。てか、脇腹に治療するべき出血がある。これも『限界』を食べることで無視してうごいているのか。
「ショートは私が」
「任す」
反対から向かってきたショートには愛音が向かいった。
教皇たちに追加の炎を撃ちながら、術式を展開させる才華。足止めか
愛音は攻撃を躱して、刀を振り下ろす。負傷のせいで動きの悪いショートは回避で精いっぱい。愛音の蹴りはショートの気配感知でも間に合わない速さだったのか、ショートの胸に突き刺さる。3歩後ずさりしたところへ、愛音の足先から炎と同時にショートの地面が隆起。炎は顔をかすれたが、
ショートの体勢は崩れた。
「やあ!」
そこを愛音が逃すことなく、ぶった斬り。ベリーショートは地面に伏せた。これで1人
「せええええい!!!!」
マアカの気合とともにハンマーがストレートの脇腹に突き刺さる。体がまがりながらも、そのまま、右手に術式を展開させるストレート。だが術式が完成する前のマアカがストレートを殴り飛ばす。
「発動が才華より遅い!」
術式が消え去り吹っ飛ばされたストレート。立ち上がり、マアカに向かったが
「いくら無理やり速くなったところで、愛音やコアより遅い」
ハンマーで地面に叩き伏せられた。そして、
「今ならできる!FF名物 ビックブリッジ!」
アルゼンチンバックブリーカーを極めた。掛けたときのセリフはどう考えなくても・・・と思うと同時に容赦なく折れた音を響かせて地面に投げつける。
「腰が鳴りやすいってことはないよね?」
マアカは術式を展開させて、地面より立方体が浮きあがる。そして、それでストレートを地面と挟む。これならすぐには動けまい。これで2人
「よし、私の番ね」
水球をうつのをやめ、術式を展開させる才華。教皇の姿が見えると同時に走り出す。分解防壁は消えているので無防備な状態か。そして、ショート、ストレートの状態を見て動揺している。
「防壁展開できるかな?」
才華の言葉にポニーテールが両手を前に伸ばす。
「遅い!」
才華が腕を振ると、ポニーテールの足元が削られ、隙間に落下。尻もちついてら。教皇は落ちていないが才華が落さないようにコントロールしたんだろう。器用なことで。
その教皇には愛音が炎を飛ばしており、教皇は分解防壁で防御。
「ナイス、愛音!」
そこへ反対側のマアカが鉄球を飛ばす。教皇はマアカの声に反応し、一瞬停止。防壁をこちらの向けるか考えたのか。だけど間違いなくそのスキを狙っている愛音。教皇は防壁を消して回避に専念。
落下したポニーテールに対して、才華は飛び上がり指先を向ける。ポニーテールが腕を上げ、防壁を展開。今度は防壁が間に合ったか。だけど、才華はすでに標的を教皇に変更しており、炎を撃っていた。
才華が炎を撃つと同時に血の雨が降る。それはポニーテールの血。
ポニーテールが腕を才華に向けたことで分解防壁は地面より上となる。才華はそこまで考えていたのだろう。これにより横から隆起した地面に分解防壁は接触しない。
その状態で愛音とマアカが隆起させた大地により、ポニーテールは挟まれたのだ。あの2人が教皇へ攻撃していたのはただの振りだった。これで3人。
「さてと。これで魔女もどきリタイアだね。でも・・・・」
「・・・・両目があったほうが強いんじゃないかしら」
「マアカや愛音が思っているどおりだね。なんでしないのかな~?したほうが絶対に有利なのに」
首をかしげて教皇に質問する才華。答えの予想がついているようだ。
「・・・・・・」
無言でいる教皇。
「できないんだろ?魔女もどきのほうが実力上になって、下手しなくても敵対されるんだろ?」
目を見開いて、すべてを暴くように教皇を見る才華。まさに悪役である。
「それで普段は封印しているのね。強くなっても困るから」
ですか、愛音。
「ああだから『限界』もいるのね。弱っていても無理やり働かせることができるから」
ですか、マアカ。
「まるで、あの子みたいにこちらを見透かしますね。心を読む力でももっているんでしょうか?」」
困った顔をして顔に手をあてる教皇。 あの子?
「あの子・・・ああ。成功作のローネですか。ローネがいれば」
ゲイザムがうなずく。ローネ?どっかで聞いたことあるような?どこだ?
「・・・ローネ。もしかしてローネ・ドライス?あの魔女の?」
それか、愛音。温泉で出会ったあの魔女か。確かに心を読んでたな。いやでも偶然か?
「おや、知っていますか?我々も探しているんですよ。どこにいましたかね?是非会いたいところなんですが」
あらまビンゴですか。あのはた迷惑だった魔女と教団はつながっているのか。世間は狭いのか。それとも教団の闇は深くて広いのか。
「こんなところでローネに繋がるなんてね~。『魔女もどき』、『成功策』、『探している』。『やっと自由に』・・・か。ふうん。ほんっとにろくでもないね、あんたたち」
マアカがなにかを察する。もちろん、愛音、才華もだ。俺もと言いたいところだがまだ考えがまとまっていません。あと『やっと自由に』ってどこから出てきた?
「えーっと、どういうこって?」
「ローネとあの3人は教団というよりはあのゲイザムが人工的に作った魔女。やり方の詳細は分からないけどまっとうなわけない。成功作ができるまで何人犠牲にしたのかしら?」
「ですか、才華」
ゲイザムは不敵に笑う。どうやら当たりのようだ。魔女は数が少ないような話は聞いた気がする。
つまりそう簡単に魔女は生まれるものではない。魔女もどきの3人に成功例のローネ。人工的に誕生させるとなると数えきれない犠牲がいると思われる。
「ローネはそこから上手く脱走した。捕らえられて実験にされた反動もあって、暴走していたのね。だから最期に『やっと自由に』って言葉」
「ですか、愛音」
そういうのは知りたくはなかったと思ってしまう。ドラゴンのランスターさんやバストンを襲った結果、命を落としたのは自業自得だがやるせない思いももってしまう。別の解決策はあった
「別の解決策はあったのかもしれないけど、それは後。ザアイ。私たちはヒーローは好きでも、ヒーローじゃあない。都合よく全て救えるわけじゃあない。だから今はシクを守る。それに全てを注ぎましょう」
「・・・・・だな」
マアカの言うとおり。今やるべきことをやろう。
「最期・・・・ふむ。君たちの話からしてローネは死にましたか。ちなみに遺体は?」
「ドラゴンの起こした旋風で血すら粉微塵。」
「ふむ。貴重な成功例だったので、遺体でも調べたかったのですが、それは残念です」
残念そうな表情はしていないけどね。科学者、研究者的に残念なだけってのは俺にもわかる。
A 艦隊の砲撃と誤認させるような、高出力の光の矢を撃てる
魔女になる前は森の狩人だった
食事量は7人中第2位
樹木や台地、鉄からも矢を作れる
どっちかというと田舎出身
私でいいんでってどういうことよ~