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女達の晩餐

表に出ないはずの黒歴史設定

Q なんでイディがリーダーなの?

 登録者はともかく、何故、街とは無縁のドラゴンと2頭と『七喰』がいるのだろうか?


 ヴィテスや未だ姿を見せない教団トップの教皇はそう思っているだろう。この状況で冷静に考えるなら、まず考えることはそこではないと思うが。それよりもドラゴンたちへの対策を考えるべきだと思う。と偉そうに俺は考えるけど、当事者としてあの場にいたら、そうはいかないんだろうな。


 いる理由は、協力を依頼したから。簡単に言うとそれだけ。もちろん契約なので、対価は払っている。


今日までの濃くて慌ただしい日々が脳裏に浮かぶ。


 

 グラッチェで登録者への協力を得たのち、ギルドの一室。ガーゼットさんと打ち合わせの際、才華は突然、天井へ目を向ける。才華だけじゃない、愛音、マアカ、イナルタさんもだ。俺も見上げるがただの天井しか見えない。


「おーい、どこかで見ているんだろ、イディ。こっち来てちょうだいよ」


 イディ?あの魔女が?


「丁度よかったわね。」


 丁度よかった?なにが?愛音。


「イディ!きさま!見ているなッ!」


 シュゴオオー!とポーズまで取ったマアカ。テレビとか壊れてそう。あら?部屋にあった鏡にヒビが?


「なんでわかったのかしら?とくにマアカとは会ったこともないんだけど」


 驚愕の表情で室内に現れたイディ。本当に見てたんだ。愛音の発言からして、ときおり見ているのだろうか?


「2回も見られれば、その感覚ぐらい覚えるさ」


 ですか、才華。さも当然ですと顔に出ている。ですか。たまにイディはこっちを見ていたのか。・・・・え?


「最低限のプライベートは気にしてくれたから、放置していたけどね」


 ですか、愛音。イディが「うっ」と返事に困る表情をしたのを俺も見逃さなかった。・・・・にっこりしているが、愛音も怒気を隠しているのは俺でもわかった。なにをしているところを見たんだろうか。深くは考えないようにしよう。今は。?才華と愛音は、イディと会ったことがある、だから、気配やらも覚えていたんだろう。でもマアカは?


「才華といたから、魔女の気配も覚えた。それに2人の様子から、わかるものなのよ。」


 ですか、マアカ。才華から魔女の気配を覚えて、2人がイディの盗撮を気づいた様子から、イディの盗撮に気づいた。ってことですか。


「そう。怖い怖い。で、私になんのようかしら?お茶のお誘い?」


 おいしい相手、美味たる名を持つ3人からの呼び出し。その内容に興味津々のイディ。好奇心が目に顔に現れている。


「じゃあ、本題に入るけど、今すぐ『七喰』全員を呼んでほしいのよ」


 その提案に驚いたのはガーゼットさん。そして、俺。


「へえ」


「要件は教団狩りの協力。対価はなんでもってわけにはいなかいけど、私たちのなにかを食べていいよ」


「へええ」


「な、ちょ」


 俺を制したのはマアカ。愛音もマアカも既に了承ずみかつ覚悟しているようだ。そして、その提案にイディは満面の笑み。もしくは狂喜の笑み。イディ。魔女。うん。魔女。だからこそ、才華の提案を止めたい。だけど、微笑むマアカと愛音を見て、俺が駄々っ子にしか見えない。


「なにが起こるかわからないから、成功報酬じゃなくて前払い。これでどうよ」


「うん。うん。いいんじゃあない。全員が協力する保障はないけど、呼んであげる。よっと」


 イディが術式を展開すると6人の女性が現れる。


「いきなり呼ばないでよ。って前も言ったよね」


 非難の目を向けるサンホット。


「姉さんの言う通りです」


 頷いて姉に同意するイタンダ。


「そうだ。バカリーダー」


 バカ呼ばわりし指さすのはケイナ


「珍しく意見が一致しますわねえ」


 扇子で口元を隠し冷めた目線を送っているテオ


「流石にこのことについては、助けをだせませんよ、イディ」


 哀れみの目を向けるのはイーヴァン


「あむ。」


 20人前くらいのどでかいパスタを食べているのはサフン


「いやー、あの3人から食べれるとなると急がないと、って思ってね。ごめん」


 手を出して謝るも反省の色は見えないイディ。そして、イディに示された才華たちを見た魔女たち、こっちも目の色が変わる。あらゆる魔女から見ても3人はいい食材なのだろう。


「詳しく説明するよ」


 食いついた魔女たちに才華たちが状況、思いついた作戦、魔女の役割、対価について説明する。その作戦の中にはランタースさんとバストンへの交渉のため、転移での協力も入っていた。


『教団と死滅の竜』との闘いに動じる人物は1人もいなかった。むしろ、才華たちに興味を増していく。それとも吟味?


「在人以外で私を味わえる。こんなチャンスほぼないわよ」


 銀河の妖精みたいなものいいだな、マアカ。


「シクのためにお願いします」


 丁寧に頭を下げる愛音。対価についてなにも気にしていないようだ。


「で、どうする?面倒ならいいけど」


 才華が七喰に尋ねる。挑発しているようにも見える。

 

「私は参加するよ。イト・・・・味わっていないからね。」


「この機会を逃す理由はないわね」


「姉さんの言うとおりですね」


「おい、イディ、隠してたのか。ずるいぞ」


「確かにおいしそうですね」


「わずわらしい教団も始末できて、おいしいものも手に入る。素晴らしいではないですか」


「あむ」


 1名を除いて誰も教団のことを気にしていないのが魔女の魔女たる所以か。そして、全員参加。

それはありがたい。が対価は怖い。俺ではないことはわかっているが、それでも。野暮なことはやめよう。シクのためだ。それで飲み込め。失った分を俺なりに埋めてあげればいい。


「では早速、対価の交渉を」


「イディ。あとくされのないようにちゃんと契約を交わしときましょう。登録者ではありませんが、ギルドの依頼書よろしいですか?」


 食欲を抑えきれないイディを制したのはサンホット。あとくされねえ。まあ。食べた後、逃走する可能性も0じゃあない。


 ガーゼットさんが用意した依頼書により『七喰』との契約は成り立った。その報酬欄には交渉しだい、前払い。と書かれている。それを見ると不安な気持ちになるが、戦力増強は心強い。たった7人だが、おそらく、イナルタさんたちと同等の実力者たち。この戦いに希望を持っていいんじゃない?


「では気を取り直して早速」


「あなたは最後にしなさい。名前が変わって影響がでたら困るんだから。」


 またも制されるイディ。他の魔女もサンホットの言葉にうなずいていた。しぶしぶと口をとがらせるイディ。


「それに内容によっては人前を憚れるものもあるでしょう。ですから・・・・」


 ガーゼットさんのほうを見るサンホット。


「あとの手続きは進めておくわ。それにあなたたちも報酬を払ったら、今日は上がりなさい。明日、朝から話を進めるわよ。」


 ガーゼットさんは立ち上がり部屋を出ていく。


「さてとまず私たちが一緒に食べるわね。私が死ぬ可能性を、妹のイタンダが生きる可能性を食べるんだから。イタンダ、あなたが選びなさい。」


 えーっと、単純に考えると、イタンダによってこの後の生存確率が下がる。ようは死ぬ可能性が高まる。それをサンホットが食べることによって生存確率が上がる。±0にすることだな。


 イタンダは3人の顔を見て対象を選ぶ。


「うーん。悩みますね。本当においしい予感が、いえ確信があるんで。」


 ですか。そんなにですか。


「君にします。」


 イタンダが選んだのはマアカ。


「ふっ。究極や至高にも負けない、私を存分に味わいな」


 ドンと胸を張って答えるマアカ。胸を強調しているようにも見える。


「いい覚悟ですね」


「では頂きます」


 サンホットとイタンダは微笑む。


「あ。ん。」


「な。ん。」


 2人の口が上下に開き閉じた。見た感じ特別な現象も変化も見えなかった。マアカも自分の体を一瞥するが変化は見られないようだ。



「次は私な。」


 ケイナは迷うことなく愛音を見る。秘密や隠し事、嘘を食べるケイナ。愛音の隠し事に惹かれたってことだよな。愛音がか。ふむ。


 俺からしたら、マアカや才華のほうが隠し事をしているはずなんだが。まあ、愛音にもあるか。誰にだって隠したいことはあるもんな。


「1つだけ確認したいんですけど、私の秘密はどうなります?」


「その内容を私は把握する。そこからは私次第。愛音から忘れさせることも。他の人に認知させることも。」


 ケイナの説明からして、秘密を暴露することもできると。愛音もあきらかにその部分に反応している。


「今回はどのようにするつもりです。」


 微笑だが、圧のある愛音。


「それを決めるのは食べてから。戦い以外では私はそうしてきた。」


「ケイナが食べる内容について確信があります。もしそれを・・・・」


 真剣な目つきだった愛音。話せば殺す。そう目が申し立てている。俺でわかるということはこの場全員が感じとっている。そして、『七喰』と一触即発状態。


 そんなに重いなにかを隠しているのか?だが一瞬俺を見たのち


「いえ、ごめんなさい。問題ないです。どうぞ」


 すぐさま目は諦めの段階を踏んで、柔和なものとなった。

 

 状況を考え、自分を戒めたんだろうけど、ここまで自分の秘密を守りたいこととは?気にしないなんてできないが、俺も動揺しないようにしないと。


「ではいただきます。あ。ぐ。」


大きく口を開け閉めして食べたケイナ。そして、愛音の秘密を俺は知った。


「ご馳走様。味も内容もよかったよ」


 とはならなかった。ウィンクして愛音を見るケイナ。どうやら暴露するつもりはないようだ。


「お粗末様でした。」


 頭をさげる愛音。ふう。思い空気はなくなった。



「では私がいかせてもらいますね。」


 テオは扇子で口元を隠し、吟味といよりは、舐め回すように3人を見比べる。いやらしい目つきだな。まあ、気持ちがわからんでもないけど、いい気分ではない。だが3人は動じていない。


「あら、私には動じないのですか。つまらないですね。」


 やや不満そうにするテオ。


「この体を凝視されるのには慣れているからね。彼氏のおかげでね。」

「恋人はもっとみてきますから」

「そんな目ではボーイフレンドには遠く及ばないわよ」


「ブホッ」


 なんで俺に飛び火が?飛び火じゃあ済まないぞ。飛びアクシズじゃあないか。「いやらしい記憶とともに」飛んできたじゃあないか。 この発言に目を丸くするテオ。あきれているのはイナルタさん。


「あら。確かにそうかもしれないわねえ。」


 流し目が痛い。痛い。


「う~ん。イトネさん。私もあなたにしますわ」


 なにか悪だくみをしているような顔で愛音を見るテオ。


「あん。うん。ん~。んんんんん~」


 絶頂。それ以外どう表現すればいいか、俺にはわかりません。愛音のなにかを食べたテオは自分の世界に浸っている。なんかピンク色に見える。


 ってテオより愛音は?見た感じではやっぱりわからない。愛音も自分の変わったところはわからないようだ。


「ふう」


 ようやく落ち着いたテオは愛音の前へ移動する。


「素晴らしいお味でした。そして、私が食べたものをあなたには伝えておきますね。それは・・」


 愛音の耳元で食べたものを伝えるテオ。


「!・・・・・・・。」


 動揺。愛音が動揺して一瞬固まった。なんだ?なにを食べたんだ?愛音があんなに動揺するなんて。こっちを一瞬見た。恥ずかしがっているようにも見える。


「これには動じてくれましたか。・・・・・ふふ。お楽しみねえ」


 満足した笑みでテオは愛音から離れていった。



「私の番です。サイカよろしいですか」


 目を見開きながら、才華のほうを見るイーヴァン。ケイナと同じく迷うこともなく、選ぶこともない。イーヴァンは決意や覚悟を食べるという。


「食べた決意は戻るの?」


「そのように食べるので、明日の朝には戻ると思います。まあ、サイカ次第のところはありますが。」


 才華の質問に挑発気味に答えるイーヴァン。決意がなくなる。今才華の胸中?脳内?にある決意は『シクを守るために教団つぶす』といったところ。それがなくなるのか?それとも戦う意志がなくなるのか。それを心配したんだろう。


「ふっ。なら問題ない。むしろ、私の決意を食べきれるかな?この私の刺激に舌や胃はもつかな?」


 挑発を挑発で、質問を質問で返す才華。才華らしい。


「その手の味は好物ですよ」


「中毒になってもしらないよ」


「私を虜にできますかね?それではいただきます。は。ふ。」


 イーヴァンは口を開け閉めした。


「ごちそうさまでした」


「ふっ。」


 一戦終えたように目線を交わす2人だった。




サフンは空になったパフェの器を片手に3人を見比べる。理性や制限を食べるサフン。


テオが人を見透かし、嫌らしい手を考えているなら、サフンはなにも考えていない。そのような目。まじでなにを考えているんだ?


「あむ。」

 

 誰を選ぶんだとおもったら、なんの前触れもなくサフンは口を開け閉め。これって?誰のを食べたんだ?


「ん。」


「あらら。」


「ん~ん。」


どうやら3人ともか。って3人?契約は3人の中から1人を選ぶだよ。おい


「あ~。サフン!」

「サフン。あなた話聞いていました?」

「その話をしてたとき、パフェを食べていました。さすがに重要な部分なので聞いている思いっていたんですが。」

「サフン、てめえ。ずるいぞ。」

「その手がありましたね。」

「困ったもんです。」


 6人の魔女も声荒げたり、呆れたり。当の本人は他の魔女の声など聞こえておらず、顔が蕩けている。


「ごちそうさまでした。はあ。おいしかった。」


 ご満悦した表情のサフン。


「これはこっちの違反ね。なんらかの形で返すわ。」


 想定外すぎて、頭に手を当てているサンホット。3人は気にしていないというよりは、なにかを我慢しているようだ。契約違反に対する怒りではなさそうだ。ずいぶんそわそわしている。


「まあ。やってしまったことは仕方ない。やっと私の番ですか。さーって。誰にしようかな」


「イディ。その前にいいかしら」


 強欲な顔で3人を見始めたイディの前に立ったのはサンホット。


「な、なにさ。」


 素敵な笑顔に気圧されるイディ。


「あなた、私に借りがあるわよね。それを返してもらいましょうか」


「というと?」


「もちろん、あなたが今もっている権利を私に譲渡するよ。ね?」


「なんですとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」


 美人を台無しにする顔で絶叫するイディ。


「なにか文句でも?私が可笑しいことを言ってます?ねえ皆さん」


「いえ。姉さん」

「借りは返さないとな、イディ」

「サンホットやケイナのいう通りねえ」

「助けることはできませんね」

「うん」


「そんなーーーーーーーーーーーーーーーー」


 サフンまでもがサンホットに味方した結果、イディは膝からくずれ、その精神はどうやら崖っぷちから落ちていった。南無。


「さて、イディの分ですが・・・・・・・」


 才華たち3人はこのやりとりを見てはいたが、どこか心ここにあらず。どったの?


「今日はもう満足なので後日もらいうけます。今日のところはお開きでよろしいですね?」


 サンホットも3人の様子を見てそう答えた。まあ、そうはなるか。


「うん。じゃあ、帰るよ、在人」


「早く帰りましょう」


「我慢できなくなりそうだから、ザアイ」


「お、おう」


 才華だけでなく愛音、マアカにまで急かされ、帰宅することになる。なんだ?なにをそんなに我慢できないんだ?3人の様子を改めて確認。


・・・・・・・・・・はっ!


 俺はヒントを見つけたかも。3人とも目がトロンとしている。これはもうこれしかない。3人とも睡魔を我慢できないってことか。普段ならまだ起きてる時間だが、今は教団との闘いの件や『七喰』との交渉でどっと疲れたのかもしれない。


 人の持つ睡眠欲。それに抗う理性などがサフンの力に食べられ、ギリギリだったのかもしれない。でもあの状況で寝るわけにはいかないから、他の思考で耐えたのかもしれない。よく我慢できたな。これもシクへの思いからか。


 


 帰宅するなり3人とも「部屋でゆっくりしましょう」と夕食もフロもぱっとすました。3人とも目も顔もすごいことになってたし、眠気MAXなんだろう。俺も明日のためにとささっと寝室に戻った。


 そして、ベットで横になるなり、来訪者3名。もちろん、才華、愛音、マアカ。少しじゃなく吐息が荒い。眠いんだろうから、寝れよと思ったが、3人の服装がおかしい。目つきも空気もおかしい。


「どうし」


 3人は俺が質問しきる前にベットに上がり込む。空気で察する逃げ場はない。内側からも鍵をかけたから助けが入ることもない。3人からは逃げられない。本能がそれを察する。


 鋭敏になった俺の本能はここにきてサフンが食べたものを察した。察して、察してしまった。サフン。奴はとんでもないものを食べていきました。


「在人もう分かっているよね?」


 上目遣いの才華は頬が赤い。普段よりもすべてが深い。


「もう我慢できないの、ザアイ」


 俺を押し倒すマアカ。ですか。

 

「返事はきかないから」


 愛音は俺の服に手をかける。問答無用。イエス以外は認めない


 愛に餓えた獣が3人。逃がさない。我慢の限界。止められない。言葉にしなくても3人の息、視線ん、表情、触れた肌からその想いが伝わる。

 

 サフンは「俺に対する想い」への理性、リミッターをたべた。自分で言ってキモイな。でも、それしかない。で、その想いがここで爆発した。


 大人の階段を既に上った俺たち。子供ではない俺たち、経験のある俺たち。


「よくここまで我慢したな」


 これは誉め言葉であり疑問でもある。


「シクの件もあるし、場所と時間を考えるからね。それのおかげでギリギリってところだね、仮にサフンが一番なら、あの場で襲う・・・いやイディあたりの専用空間でくらいは考えたかな」


 ですか、才華。3人とも本当によく頑張ったね。


「クルンさんの薬もあるし、ザアイもたっぷり愛し合って、明日ゆっくり休んでね」


 ですか、マアカ。抵抗は無駄。・・・・・・・・・・ならもう俺だって突き進んでやる。俺も開きなおろう。明日があるとは限らないしな。俺も男だし。


「ここなら朝までね」


 ですか、愛音。朝までですか~。


 この最中、俺はテオの食べたものについても気づいた。愛音だけ無くした過程の正体に気付いた。あいつもとんでもないものを食べていた。そりゃあ、愛音だって動揺する。


 ここから先は人には言えない俺たちだけの時間。深く濃く永く。深く濃く永く。


 1つだけ言えるのは俺は翌日の昼まで動けなかった。

A イディ「そりゃあ、私が頼れる存在だから」

 サンホット「面倒だから誰もしていなかっただけは?」

 イタンダ「個性薄い気がするから、属性付けのためって言ってませんでしたっけ?」

 ケイナ「一番年上だからじゃないのか?」

 コア「いわゆる中間管理職でもありますからねえ。上層部の相手は御免こうむりたいですから」

 イーヴァン「私が魔女になったときには既にリーダーって自称してましたから、わかりませんね」

 サフン「しらない」

 イディ「うぉーーーーーーーーーーーーい」


 

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