戦力
表には出ないはずの黒歴史設定
Q 天駆馬アールトゥーとガーゼットさんのコンビを見た感想は?
東の森の上空に森一帯を覆うほどの術式が展開され、術式からあふれ出てきた黒。その黒はドラゴンの群れ。さきほど瞬殺されたドラゴンがだが、ゴブリンと戦ったときの数より多い。正に圧倒的な数。どうやってこの数のドラゴンを用意したんだ?このドラゴン種の間では教団の信仰が流行っているのか?それとも死滅の龍の関係者?なわけないよな。
あのドラゴンの数が一斉に攻め込めばいくら4強がいても街を守るのはきつくなる。これって主力ってやつか?ん?あれは・・・・・・・・あ!
ドラゴンの一体にはヴィテスが乗っていた。ヴィテスがドラゴン軍団の指揮をとっているのだろうか?となるとヴィテスにそんな力があるのだろうか?
捕えたフード女や受付信者たちからスタークの情報を手に入れることはできたが、現トップやそれに次ぐ幹部たちの情報は全くなく、ヴィテスなどについても詳細は分からないでいた。
「あれ?予定よりずれてるね~」
子供ぶって周囲確認するヴィテス。予定は街の上空だったんだろう。
「対策はしていたって感じかな~。やるじゃない」
はい、正解。そしてそんな顔を漫画で見た気がする。まあ、そんなに離れているわけではないので、向こうからしたら、大して影響ないはず。
「ま、それはさておき、私たちの小さな聖女シク様はどこかな~?お姉ちゃんたちが迎えに来たよ~。」
やっぱり、これくらいなら影響はないですか。
「シク様をたぶらかす悪魔たちへ。どうせこの様子を見ているんでしょ。返事を頂戴よ」
ヴィテスは口に手を当て呼びかける。
「・・・・・・・・・あれ、観ていない?それとも無視ですか。おーい?」
どっちもはずれ。
「しかたな、うぉ!_」
「ふははははははははは、異世界旋風サイカー。お呼びとあらば即参上!」
ミタキの街とヴィテスの中間に術式が展開され、どでかい才華が高笑いとともに参上(演出のためBGM付)
「昔も今も大暴れ。異世界烈風イトネー。でいいのかしら?」
「異世界疾風マアカー。BE HAPPY、GOOD LUCK!」
その隣には愛音、マアカの姿もある。3人とも派手に装飾のついた軍服っぽい恰好。みなさんのどこのジオン軍ですか?でもそのセリフはなにか違う。3人がゼントランディーになったわけではない。魔法のホログラムをあらかじめ準備していた。
「やっと出てきたね。今までどこで震えていたのかしら?」
「在人の胸の中で。震えが収まるまで優しく抱いてもらったよ」
「そうねえ」
「熱かったわ」
勝ち誇った顔をする才華。思い出してる愛音。満足した表情のマアカ。おいおいそれは・・・・・今はいいか。
「あらま、羨ましい。私も」
「いればいいねえ。見た目は見どころのないクソガキ、中身は老害。のお相手をしてくれる稀有な存在が」
話をぶったぎった才華。
「今までいなかったんでしょうね」
「まあ、その悩みは今日で終わるから、もういいんじゃない?」
このホログラムを用意していたのは煽るため。・・・・・それだけじゃないと思うけど。たぶん。きっと。
ヴィテスの無邪気を装った顔は曇り、その目は3人をにらんだ。どれが逆鱗に触れたのやら。
「話が逸れてたわね。・・・・・シク様は?」
「どこかにいるよ?」
「ご無事なのかしら?」
「ご無事だよ。こんな感じで」
パシッと指を鳴らすと新たなホログラム。その映像に信者達は注目する。
椅子に縛り付けられ、たれ目の絵のアイマスク、口もともたらこ唇のかかれたマスクで隠されているシク。その前には導火線がついた術式が用意されている。・・・・やらせにしか見えない。
かと思えばすぐさま映像が変わる
ぼろぼろの赤いドレスみたいな服装で十字架に張り付けられたシク。鎖のついた首輪までついている。さきほどの映像とは異なり、深刻な状況に見える。
また映像が変わる
今度は囚人服で足首には鉄球のついた鎖がつけられ、腕も枷がついた状態。さきほどより顔の汚れがひどい。劣悪な環境なのだろう。
また映像が変わる
今度はルンカ、サウラ、ライジーと楽しそうにティータイム中。これはないだろう。
「さあ。シクはどこでどうしているかな?」
悪意の笑みを浮かべる才華。これらの映像は全部才華の創作。意味があるようには見えないけど、信者の動きは止まったのでよしとしよう。そして、止まった信者は容赦なく打倒されていく。
「どこにいるか教えてくれないかしら。そうしないとこのドラゴン君たちが街を襲うわよ」
「それって私たちはいまだシクの居場所が分かっていません。って私たちに教えてくれてるだけね」
不敵な笑みの愛音。この指摘は図星のようだ。
「教えたらドラゴンで攻撃をしない?そんなことないくらいザアイにだってわかるわ。そして、こっちは悪魔だから親切に情報を教えたりもしないんだから」
肩をすくめて飽きれた顔をするマアカ。まあ、シクの居場所以外を襲うくらい、俺にだってわかる。
「脅せばシク居場所を言うと思った?ざんねーん。悪魔な才華ちゃんにそんな脅しは聞きませ~ん。どすうる?ドラゴンけしかける?できないよね。だって万が一にでもシクを死なせてしまったら、下っ端のあんたの首はスッパーン」
首を斬るジェスチャーの才華。
「今のところ、そのドラゴンもあんたもただのお飾り。なにしにきたのやら。出てくるなら、あんたらのトップが出て来いっての。そっちのほうが交渉はすすむと思うけどね。それとも教皇さんはどこかで震えているのかな~?って言っても時間の無駄か」
舌を伸ばして挑発する才華。まさに悪魔。心なしか舌も長く見える。・・・・・普段から長いか?いやないか。
「私が攻撃を指示できないとでも?」
ヴィテスの我慢に限界がきているようだ。声のトーンが低くなっている。
「できないね。あんたには。あと教団の計画も失敗する。そして、教団は壊滅する。ついでに、あんたはテリカの足元にも及ばない」
「甘くみるなよ」
どの言葉がきっかけになったのかはわからないが、ドラゴンたちが一斉にミタキの街へ向かって動き出した。
「BGMオン!」
ニイっと笑った才華。とりあえず3つのできごとがおきる。
1つ、デントンデントンデントンと対宇宙怪獣用巨大ロボットのマーチっぽい音楽が流れる。
2つ、才華達の足元に術式が突如現れ、そこから2匹のドラゴンと7人の赤髪女性が現れる。
3つ、ドラゴン2頭のブレス、女性7人の魔法が勢いよく突撃してきたドラゴンの群れの半数以上を飲み込む。
「ふはは。我らの戦力は圧倒的じゃあないか。」
とどこぞの総帥のような発言をする才華。確かに今の攻撃は圧倒的だった。
「ちい」
ヴィテスもドラゴンを失い、落下していたが、自ら発動させた光の刃の上に着地した。器用なことで。この動作でもやり手な気がする。周囲を見たのち、苦々しく才華を睨むヴィテス。
「計画通り。ってね」
総帥顔から凶悪犯罪者丸パクリの表情へと変わる才華。
「前もって準備したかいがあったわね」
「予定以上にドラゴンの数は削れたねえ。流石、人を煽るのが得意な才華だけあるよ。」
愛音とマアカの言うとおりである。戦力を用意すると平行して、トラップの準備もしていた。
ヴィテスとの初邂逅、フード女との闘いから、教団には魔女がいる、もしくはそれなりの空間転移の魔法がある予測は立っていたので、転移先を街の東になるよう阻害する魔法。
そこから、ミタキの街に向かってくるだろうから、増援を転移させるための魔法
転移の術式を隠すための魔法。
挑発するためのホログラムの魔法。
増援の皆さんによる一斉攻撃。
戦力実際用意できたのは才華たちだからで済む。主人公補正もビックリレベルな気がする。
「ドラゴン2頭に、赤髪の女性7人・・・・・・」
ヴィテスは突如現れた増援のドラゴン2頭と7人の魔女へ目をくばる。
「あいつらって極西のラウ族っすね。兄貴!」
空気が震えるブレスを放ったのはバストン。教団配下のドラゴンを見て甘くみた発言。格下の存在なんだろうか。
「ああ。数は多いが魔力耐性や理性が低い。操ったりするのには丁度よかったんだろう」
異常な回転をする竜巻を放ったのはランタースさん。
「低い理性でも残っていれば、引き下がるんだがな。」
操る元凶の1人であるヴィテスをにらみつける。敵対する以上容赦はないが、敵は自分たちとは大分類が同じドラゴン。そのドラゴンを操る存在が気に入らないようだ。
「『七つの天災』こと『七喰』ここに見参。って言ってみたかったのよね~」
弓矢を構えるのは一応リーダーポジションのイディ。名前を食べる魔女『名喰い』。
なんでか俺たちとの関わりが多い『七喰』の魔女。俺たちと言うよりは才華の呼びかけに応じて、7人の魔女を集めてもくれた。魔女なのに弓を構えるのはどうなの?って気もする。
「戦場で全員集まるなんていつ以来かしら?」
ランタンを右手に掲げるのはサンホット。死を食べる魔女『死喰い』。蜘蛛女の闘いの際、重症の俺は彼女の手助けもあって助けられた。
「戦場では初めてです。姉さん。リーダーに人望がないからですけど」
日傘を持っているのはサンホットの実妹のイタンダ。生を食べる魔女『生喰い』のイタンダ。
腰近くまでのびるポニーテール、肩の露出した長袖の白色セーラ服っぽい恰好で、襟とスカートは赤色、左が長い靴下、腰元には扇子もある。背は姉より高く、マアカとためをはる。
「ははっ。行くぜえ!」
刃が光り輝く剣をもつのはケイナ。 秘密や嘘を食べる魔女『密喰い』のケイナ
『7喰』で最長で200近くあるんじゃないか? 200近くあってボーイッシュだけど、美人である。そして、でかい以下略。
赤ハーフトップ はちまき 指だしグローブと格闘家っぽい外見だが魔女である。魔女とはなんぞや?これは哲学か?哲学ってなんだ?
「騒々しいですねェ。ケイナは」
扇子で口元を隠しているのはテオ。過程や成長を食べる魔女『糧喰い』のテオ。口調からはどこか飄々としたもの感じる。
ミディアムヘアーで 水色のミニハット。ロリータっぽい水色のドレス、ピンクのパンプス。余裕というか、優雅とういべきか。
「そこがケイナの良いところではないですか。サフンもそう思いますよね」
剣をもち堂々としているのはイーヴァン。覚悟や決意を食べる魔女『心喰い』のイーヴァン。
胸当て、手甲、具足、騎士を思わす格好だけど、白のドレススカートが見える。魔女なのか?騎士なのか?あと三つ編みが地面につきそうなほど長い。
「ん?・・・・ごめん。聞いてなかった。」
愛音が用意した超極大物理法則無視してるよねおにぎりを食べているのはサフン。理性や制限を食べる『枷喰い』のサフン。周囲の状況などどこ吹く風の如く、マイペースだ。
なんらかの動物のような耳 あほげ しっぽ ひし形がつらなるヘアバンド。灰を基調とした上衣はへそだし、黒色スカートに黒タイツ、赤色スカーフはなびくほど長い
一見、魔女っぽくない見た目だが魔女。そして、どこか気が抜ける雰囲気をもっているが『七つの天災』と呼ばれる危険人物達。ヒヒっと笑うようなしわくちゃな老婆ではなくて7人とも美人。7人とも美人。
「では先生方、よろしくお願いしやーす。容赦なく暴れまくってください」
にこやかな笑顔でゴマをするしぐさの才華。子悪党にしか見えんが、わざとだろう。
「ふっ。いくぞ、バストン。」
「おお!」
術式から飛びあがりランスターさん、バストン。
「はいよ。っと、では七喰突撃!私に続けぇ、って早い早い、。私まだ号令だしてないよ~。」
イディを置いて魔女6人が行動に移る。
「な!?待て!」
困惑しているだろうヴィテスを置き去りにして、7人と2頭は戦闘を開始する。待てって言うのは魔女とドラゴンの登場は想定外すぎるのか?
「もう。仕方ないなあ。」
リーダー風を吹かせず不満そうな顔から眼をつりあげるイディ。獲物を狙う目、獲物を狩る目。迫りくるドラゴンに目を向けながら新たな矢を矢筒から取り出す。
「あなたは龍を貫く矢。あなたは龍の群れを貫く矢。あなたは千里を翔ける矢。」
一見普通の矢だったが、イディが語り掛けることにより、矢じりの部分が輝いた。イディの能力からして竜殺し(ドラゴンスレイヤー)の特性を付着したってところか。
「こう多いと狙いをつける必要もないわね。さあ行きなさい。」
放たれた矢は甲高い風切り音とともに、先頭のドラゴンを貫通。矢の勢いは失われず、そのまま後ろのドラゴンをつらぬき、そのまた後ろ、そのまた後ろと群れの逆の端まで飛んでいった。
「さてと。イタンダやるわよ。」
サンホットは三又に分かれたナイフを取り出し、ランタンの光に当てる。
浮かんだナイフの影とランタン内に映ったナイフの像が増殖し、実体を持ちドラゴンに襲い掛かる。数の暴力。数の暴力。数の暴力。千本桜とか砂とかそんなふうに見える圧倒的な数。当たり所の悪かったドラゴンは落下していく。
「ええ。姉さん。」
傘の露先からジャベリン、鎖付き鉄球、剣、網、鞭、扇子など物騒なミニチュアが現れる。傘を一回転させると鞭と網と扇子以外は傘から離れ浮かびあがり、人の持つサイズでは済まない大きさとなりドラゴンへ放たれる。サンホットのナイフにより足止めされたドラゴンをイタンダの武具は冷酷に刈り取っていく。
ジャベリンが胴体を貫く、鉄球が頭を粉砕する。剣が首を切り落とす。
姉のサンホットとは異なり、こっちは一撃の重みよりか。
「あら。少しだけ丈夫な個体ね」
2頭のドラゴンが2人の攻撃をくらいながらもナイフの砂塵を潜り抜けた。
「そうみたいですね。姉さん。ですが」
サンホットは少しだけランタンの位置をずらす。すると影と実像のナイフの姿が変化する。中央の刃体が伸び、剣に近い形となり、迫ってきた1頭の翼の付け根を切りおとし、脳天を貫く。
イタンダの傘から一対の扇子が浮かび、巨大化。こちらも翼の付け根を切り裂き、首を挟んで切落とした。
「おっりゃああああ」
ケイナは足裏に小さな光輪を作りそれで宙をかけめぐり、剣でドラゴンの首を切り落としていく。光り輝く刃部分はチェーンソーのように回転し、より輝きが増している。・・・・輝彩滑刀。同じ考えにいく人物はいるものだんな。それとも行き着く答えの1つなんだろうか。
そして、魔女とは?
「んんんんりゃああああああ」
ケイナは両手で剣を持ち上半身をひねり力をためる。咆哮とともスイングされた剣より、光の刃が飛びドラゴンの群れを一刀両断。
魔女とは?
「これもどうぞぉ」
両足足裏の光輪を飛ばして(リモコン下駄みたい)、ドラゴンの首を飛ばす。すぐさま足裏には光輪ができ、また宙を駆ける。
「騒々しいわね。あん。うん。」
動のケイナに対して静のテオ。ドラゴンが迫りくるも動じることなく口を開け閉め。ドラゴンたちの動きが止まる。正確には翼の動きが止まり、そのまま次々と落下していった。なにをした?
「あらゆる生物は進化して現在に至っています。そして、その過程を体は記憶しているんですよ。私はその部分を頂きました。と説明しても通じないでしょうけど。」
つまり飛ぶための機能を失ったってことか?過程がなくなったから、その機能を持つまで進化しなかったってことか?それで落下していくドラゴン。
「空を飛ぶのも考え物ですね。」
落下したドラゴンを蔑む目で見下ろすテオ。
「まだ生きているのもいますか」
手に持つ扇子をふると桜吹雪のようなものが宙を舞う。テオが扇子を振り下ろすと桜吹雪は地に落ちたドラゴンへ降り注ぐ。そして、その花びらに覆われたドラゴンの体は消滅していた。
魔女だ。背筋に寒気を感じさせる魔女。『七喰』らしく形のないもの、進化の過程を食べた魔女。
魔女とは?と聞かれたら、答えの1つに思える魔女だ。
「私も『七喰』らしくまずは食べますか。は。ふ。と」
剣先をおろして構えていたイーヴァンは口を開け閉め。迫りくるドラゴンたちは委縮したように動きが緩慢となり、イーヴァンを囲んで止めた。
「私を襲う明確な意思はあるようですね。」
それを食べられたからドラゴンは動きを止めたといことか。
「それに魔法で操られているわけではない。」
魔法で操っているわけではない。だとしたらドラゴンは家畜みたいに飼われているのか?いやでもそれだと目立つか。なぜドラゴンは教団に従っている?信者には見えない
「まあ、その辺について今はいいでしょう。今は斬らせてもらいます。」
背中から虫のような羽が生成され、イーヴァンは羽ばたき空を飛んだ。そして、ドラゴンに肉薄するやいなや、そのまま一刀両断。戦う意志がないドラゴンを次々切り裂いていく。
同胞が次々やられていく状況で、ようやく一頭が動き出し胴体にかみついた。
「ようやくやる気のしぼりだしたものが現れましたか」
だが見えないバリア?みたいなものによりイーヴァンは無傷。服にもその牙は届いていない。
「ですが、それだけでは私を傷つけることはできませんよ」
イーヴァンはそのまま首を撥ね飛ばす。
「ん。」
サフンは登場した場所からほとんど動いていない。おにぎり片手にパンチやキックで近づいてきたドラゴンたちを吹っ飛ばす。正しくは触れた部分が吹っ飛んで、体に大穴ができるか消失し、ついでに飛んでいくようだ。
「あむ。」
その動きも洗練された動きからはほど遠く、めっちゃくちゃ。さらに合間合間におにぎりをほおばっている。
筋肉モリモリでもない身体で、この破壊力。よーく見るとうっすら全身にオーラみたいなのが見える。この魔法のおかげなのか?
「ん!?」
突進してきたドラゴンの頭を押さえるサフン。ぼけーとした顔つきだったが、少しだけ眉がつりあがった。なんだ?怒った?
「これはあげない。」
どうやら、おにぎりを狙ってドラゴンが来たと思ったみたいだ。そのドラゴン片手で振り回して、そのままドラゴンの群れに投げた。
「ん?あ。む。」
投げ終えたサフンに向けて足下から1頭のドラゴンが突撃。それをかわしながら、サフンは口を開け閉め。
食われたドラゴンは一気に加速して、あっという間に雲の届く。だがその加速でドラゴンは血を吐きながら、呻き。そして、全身から出血して動きを止めた。そして、上昇から一転、ゆっくりと落下する。
「制限以上の動きは体に毒なんだよね。あむ。」
おにぎりをほおばりながら、落下するドラゴンを見下ろすサフン。えーっと。身体のセーブを外されて、暴走し自滅したってことだよな。
魔女に負けない勢いで、ランタースさんとバストンのコンビもドラゴンたちを消し去っていく。
ヴィテスが呆然としている間にドラゴンの姿はもうほとんど消えていた。
A 才華 王者の風よな東方不敗と風雲再起
愛音 人類代表な呂布と赤兎馬
マアカ 悔い無しなラオウと黒王号