熟語おかわりとおやつに動詞
まだまだあるよ、熟語。
間違いじゃないけど忘れて欲しくない「最期」と「最後」。
「最期」は命が尽きる手前のこと。
「最期の力を振り絞って最後の攻撃魔法を放った」りして欲しい。
『彼の最後の言葉を心に刻む』だと、なんなら明日も修行に付き合ってもらえそう。心を燃やすには「最期の言葉」を胸に抱いていないとね。
中学受験でもよく見る「追求」「追及」と、おまけの「追究」。
どう説明するかなぁと思って調べたら、すっごくわかりやすいの見つけた。
・追及〔追い詰める〕
責任を追及、犯人を追及、余罪を追及
・追求〔追い求める〕
幸福の追求、目的を追求、利潤の追求
・追究〔追いきわめ、明らかにする〕
原因を追究、真理を追究
でも誤字報告では、流すかもなぁ。
2回は見たことある「輩出」と「排出」。
『歴代そうやって騎士を排出している家が多いので、一代限りといってもそこら辺の弱小貴族よりはよっぽど格式高い家が多い』
ただの誤変換だった事を願うわ。騎士は排出したらあかんでしょ…排除するなら分かるけど。
中学受験といえば「感心」「関心」「歓心」。
でもあまり誤字報告した覚えがないのよね。
感心=ほぅ、素晴らしいね!
関心=なにそれ面白そう!
歓心=わぁ、嬉しい! な感じ?
一回『関心を買いたくて贈り物を』になってるのを見たかな。「歓心を買う」は喜ばせたくて何かをする、だけど、ゴマすりぽくていい意味ではない気がする。
これも偶に見かける「獲物」と「得物」。
「得物」は武器の種類、かな?
「ほぅおぬしの得物はハルバードかぃ」なんてドワーフの親父さんが見てくれそう。
そこまでメジャーな単語でもないし、使う前に調べればいいのに。思い込みって、気付かないよね、ほんと理不尽。
何度も見かける「同士」と「同志」。
同好の士を見付けて『同士よ!!』とか言うて握手してはるけど、同じ志を持って邁進する仲間は「同志」と呼んであげてください。
「いとこ同士」「仇敵同士」など⇔な関係限定だと思うなぁ。
「検討」と「見当」を混同してる作者さん、思ったよりいてびっくり(@_@;)
『悠里のつけた検討に、ユリエルは曖昧に頷いた』り、残念女神が『とりあえず身を護る能力でいいじゃろ。それでは検討を祈る!』なんて適当に転生させてくれたりしてる。
いや、漢字の意味よ。
『検討も着かない』てのもあったなぁ。
見当を付けて、健闘を祈りましょ。
「家業」と「稼業」って紛らわしいよね。
家業は家の仕事。「家業を継ぐことになった」とか言うて田舎に帰った彼をバリキャリ捨てて追いかけたら幼馴染彼女とモトサヤしてたり、するね。
盗賊稼業、裏稼業に冒険者稼業。生計を得るのも楽じゃないね、って感じやね。内輪あるあるとかでも出てきそう、漫画家稼業とか、あるある多そう。
今さ、たつきで変換しても生計って出てこんくて調べたら、大阪弁の古語って書いてあった…へえ、大阪弁やったんや、ってか古語!?!って二重に衝撃やったわ。
まぁ現代では普通に「生計を立てる」か。
おまけの原点回帰、大事よね。
『また硬いままのものが抜かれ、粟立った液体がひくつく蜜口から溢れた』の、先日見かけました。
「彼の指が胸の頂をあやすように弄び、痛いわけではないがぞわぞわと全身が粟立つ」ならわかる。
『彼の舌先が触れるたび、くすぐったいような背中が泡出すような感覚が走った』のはタイポだと思いたい。
背中が泡出したらあかんやろ…サンジが蹴れなかったどっかの美人秘書さんならともかく。
はぁ気が済んだ!
Hasta la vista.