熟語
しょうがない、ラスボス行こうか。
同音異義語のオンパレード、熟語!
例えば「しんこう」
信仰、侵攻、進行、親交、振興、深更。
どれもよく使う。コレを混同せず即時に耳だけで判断する能力て、もう特殊能力よね。
なろうで1番よく見るのは「解放」と「開放」。
『長い長い快楽の時間からようやく開放されたのだった』とか『開放された獣に激しく貪られ、最奥に男が入り込む』とかね。
閉じ込められるなど、鬱屈した、縛られた状態からは「解放」されて欲しいです。
「開放感のあるロビーにいると、日常からの解放感で満たされる」のが基本ね。
解き放つか開け放つか、なんだけどねぇ。
でも悩ましい例もたくさんある。
「少し引き抜いてくれたから、奥の痛いところが開放されてほっと息をついた」とか。
痛いとこをぎゅうっと押さえられて閉じられていたなら開放でもありかな、と。ゴンゴンどつかれてて、ずっと痛いの我慢し続けてる時は解放よね、と思うし。
よっぽどな時以外ツッコまない。
次によく見るのが「体制」「体勢」「態勢」。
エロい話だとどう考えても体勢が使われそうなのに、ぜーんぶ体制にされてるなぁという印象。『中をごりごり擦られ、いつもと違った体制でされるのが感じる』とかね。なんか途端にエロくなくなる。
「体制」は組織とか制度とか。
「体勢」は姿勢とか体の位置関係。
「態勢」は一時的な状態や対応、かな。飛行機の着陸態勢とか、30人態勢で捜査にあたる、とか。
「選挙の大勢は決した」とかもあるね。おおぜいって読んでる人多そう。
これも多い「制止」と「静止」。
『サラが気持ちのいい場所を的確に捏ねる指は、彼女の静止などお構いなしだ』とか『部屋に入るなりすぐにベッドに向かおうとしたのだが、他ならぬレイモンドに静止された』りしてるかな。
「静止」は静かに止まっている状態のこと。
「制止」は他人の言動を制して止めさせること。
でもさ、産経ニュースで『板橋区坂下の路上でトラックを運転中、男性署員(47)から制止を求められたのに、急発進して署員をはね、殺害しようとした』って見たのよね。
間違いではあるけど、報道で使われるほど一般化してるのかな〜とモヤモヤしたわ。ちなみに「静止を求める」で調べたら、高校物理の摩擦の話しか出てこないのは笑った。
まだまだあるけど、続きはまた次回。
Nos vemos.