形容詞・動詞・形容動詞
※徒然なるままの独り言です。例文が何気にエロいのは仕様です。怒られたら何とかします。
なろうを読み漁っていて一番よく見かけるのは「はやい」。
基本は時刻、時期がはやいのが早い、速度は速い。
『指の動きを早めた』とか書かれると、時計の針を動かしてるのかと思います。
『抽挿の速度が早くなっていく』も最近見ましたね。わざとなのかな…
『鼓動が早くなり』はある意味悩ましい。
「(心臓が)早鐘を打つ」という表現があるので、それに引っ張られるんでしょうね。脈拍の速度が上がるわけなので、速い、が正解です。
ここで問題。じゃあ「足早に通り過ぎていく」は『足速に』じゃないの?速度だよね? ……急いで何かをするのは「早い」なのよね〜「矢継ぎ早に」とか。元々の意味の「早鐘を打つ(撞く)」もこの早い、だね。「火事だ!皆起きろ!」とか非常事態を伝える時に連続して速いテンポで鳴らす鐘のこと。鬼滅の刃・刀鍛冶の里編で早鐘のシーン、あったよな。金魚に潰されてたけど。
でも早足・速足はどっちでもいけるし、どないやねん!と私も思う。
常用外で「疾い」「捷い」、「迅い」なんてのもアリです。厨二っぽいけど。
個人的に気になるのが「やめる」。
『争いはもう辞めて!』とか『勉強を辞めて窓の外を見た』なんてのを見かけます。
「辞める」は仕事や所属だけ。「止める」が「やめる」「とめる」と2種類読めるのが原因なのかなぁ。
昔の麻薬禁止のコピーで「クスリやめますか?人間やめますか?」ってあった気がする。これは止めると辞めるだよね。
やだ…だめ、待って…からの「もうムリ、止めてやれねぇよ…腰止めらんねぇ」とか、面白い。そういや「レバーを下に下げて下さい」もよく見ると不思議。どんだけ下げるねん。
不思議といえば「始め」と「初め」。
『始めて会った時から解ってた』『団長を初めとする並居る出席者の中に』とか。
これの見分けは簡単。「最初」の意味があるかどうか。
でも「初めから」と「始めから」にすると途端にわからなくなる。
「初めからやり直せ」最初から
「始めからやり直せ」取っ掛かりから
…どっちもいける。vice versa.
「初めてなの、優しくして…」的なシーン以外では「初め」をあまりにも見かけなくて、なんでかなぁと思ってたけど、まー異世界物で年の初めやら月初めの報告書なんぞ出しにくいよね。