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ヒルダの怪しいブーツ
御早う御座います!
お爺さんは申し訳無さそうに、そして優しく言ったのだけれど、ステファンぼうやは恐ろし過ぎて、そんなふうに感じるどころではなかったのだ。彼は、思わず俯いたまま、叫ぶように言った。 「ご・・・、ゴメンなさいっ!」 お爺さんの方も、なんで誤りたのかもわからず、どぎまぎしてしまうのであった。「あ、い、いや。ま・・・まぁ、怖がるこたぁねぇ。もう一度訊くんだがな。ぼうず。なんか用でもあるのかい?用があってやって来たというのかい?」 しかし、ステファンぼうやは言われて余計に怯える。
宜しく御願い申し上げます!