Ж-18 揺るぎないモノ一つ ~Only My Starlight~ ④
理解らないのか? 鉄板の上は 「戦場」 だ。
ほんの僅かの時間の狂いが食べ時を逃がしてしまうのだ。
チッ、 ちょっと焦げ目が付いたのも悪くはないが
2~3秒前に取ればもっと美味かったな。
戦場で日常会話を楽しむバカはいない。
そこらへんはどこぞのピザ奉行の芸人より厳しいぞオレは。
一言も喋らず無言無心で肉を食い千切る姿に相方が若干引いてるが
こればかりはオレも退く事は出来ん。
結局耳長っ娘に一言も喋らせず食事に没頭させた。
アレ? 何でこんな事になってるんだっけ?
まぁいいや、 ミウがオレの膨れた腹で遊びやがるから相方に向かって投げる。
ママのとらんぽりん~、 じゃねーよ、
オレのお腹はオレ様のモノだ。
「ハ」
にょ?
「ハ、 ハァ、 ハァァァ――。
こ、 こんなに美味しいもの、
こんなにたくさん 、生まれて初めて必死に食べました」
熱い吐息を漏らしながら真っ赤になってる耳長っ娘に、
魔導で注いだグラスの水を渡してやる。
おぉ~、 良い飲みっぷりだ、 ンじゃもう一杯と指先を弾く。
うん、 大分回復してきてる、 術の精度も誤差の範囲内になってきたね。
それじゃあ今更だが話を聞こうか、
ここでさようならってわけにもいかんしね。
NEXT PHANTASM…Ж
今日はここまでです。
人〇して飯食っただけ……('A`)