PROLOGUEⅡ ~After Destroy……~ ②
「嫌いなのか?」 と訊かれたが別にそこまでじゃなくて
単に高飛車な女が苦手なだけ。
まぁス〇ロボ知識だけどね、 現物は観てないけどね、
どうでもいいけどアノ娘あんまりMC上手くないよね。
そんなこんなでどこぞの超時空要塞盛大にディスってたわけだけど
実はそれほど驚きはなかったんだなぁ~。
沢の水面とか槍の穂先とか魔導の刃とかで結構チラチラ映ってたからね。
でもって躰の構造が変わっとるわけだから情欲的なモノも存在せんし、
何しろその元が無くなっちまってるわけだから。
だから意外に胸がデカイというのも全然気にならん。
巨乳の女は自分の胸に興奮せんだろう。
まぁそこまでは大きくないけどね、
スゲー戦い辛そうだし。
そんなこんなで自分が美少女化した衝撃は、
もうそれほどありませんでしたとさ、まる
とキレイに締めた所に割り込むピンク色の物体。
『ママー、どうしたの~?』
じゃねーよ、 ママは今お化粧の最中、 じゃなくて
異能の確認だ、 確認!
決して眼に刻印とか厨二っぽいから
どこぞの某ギアスごっことか出来ないかなとか
考えてたわけじゃないぞ、“ミウ”
『ミュ~♪』
そう呼ぶと何が嬉しいのか首筋から頬擦りしてくるスライム、
うっといが冷たくてちょっと気持ち良いのが悲しい所だ。
正直懐くな! と叫びたい所だが
オレが生き返らせちまった以上そうもいくまい。
正式名称は、 『ミウ・L・ヴァレンタイン』
オレの 【魔皇眷属・第一悌】 らしいのだから。
ファースト・ネームはオレが適当に、(ゲームでよく使ってたキャラ名)
ラスト・ネームはオレの魔導名の一つから取った。
オレの魔導の中で生まれたようなモンだし、
事実そうだから、 ソコはちゃんとしとかないとうるさいんだよ。
≪CAUTION! 個体名、ミウ・L!
主にくっつき過ぎです!
あと就寝時も衣服の中に潜り込むのは推奨出来ません!
A LITTLE HAVING PRUDENCE!
従属よ!≫
↑、がね。
はいはい毎度おなじみのアビスちゃんがINしてきましたよ、
相変わらずテンション高いね。
まぁ、 ミウのヤツがオレの服の中に潜り込んで胸を枕にするのは無論、
寝惚けて先っぽに吸い付きやがるのは夜中に奇声発するから全面同意しかないね。
でもYOUの声も結構頭に響くからお互い様だけどね。
そんな事をスライムと一緒にやだよね~、 やぁね~と小声で言い合うと
子供のような泣き声が脳内で木霊する。
ミウのヤツもオレと魂で導線が繫がってるからなのか、
アビスの声は聴こえるように出来るらしい。
でもソレは、 異能に属する特性の精度を上げるには
努力と成長が必要らしいが、
しかしコレが「成長」するかね?
努力っつっても戦闘訓練なんか出来んだろう
こんなにプヨプヨじゃ。
そう想いよく伸びる頬を引っ張って遊んでると
眼の前に振って来る影。
うぉい、 相方、 早朝の狩りご苦労様、 オレも行きたかったよぉ~。
ドサリと木の葉の床に置かれたモノは、
ダチョウより一回り小さいくらいの怪鳥。
何か縦に長くて羽根の色はトロピカル、 頭もパンクに逆立っとります。




