Ж-73 暗 夜 業 路 ~Dead Devil Road~ ⑤
「伴侶、“離脱系” の魔導も、 幾つか御座いますが」
「ソレは “隠蔽” の工作に魔導力を回すとしよう。
手間を掛けて申し訳ないとは想うが」
「伴侶の望みこそ我が志望。
そのように仰らないでください」
なんか二人だけの世界だね。
微妙に気まずいのでサーシャとせっせっせ~、とやってたら
「行こう」 と促された。
更に妙な沈黙はしゃあないやね、 時間が解決してくれるよ。
あぁ言い忘れてたけど 『貪喰』 ゾンビに遣ったよ、
自分の考えた 「設定」 忘れたり使いこなせなくなった
ラノベ作家じゃないんだから。
「万能の結界」的なモノ多いよねアレ、 MP消費ほぼゼロで。
閑話休題、 でも 「呪詛耐性」 とか 「邪霊耐性」 とか
微妙なモンしか手に入らなかったよ。
流石に 「死んでる」 から魔氣も魔那も希薄なのかもね、
全く全く。
でもソレで妙に引っかかったのは、
コレと 『神々の恩恵』 って一緒じゃね?
ってコトかな。
イヤ、 【生贄】 って意味でさ。
誰かを殺して力を得る、
っていう点がスゴク良く似てる。
となると、 この “ダンジョン” っていう存在も、
或いは――。
考えがまとまらない内に、 視線の先には入り口と全く同じ、
縦に細く長い暗孔が聳えていた。
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