表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【ZODIAC PARADOX EXTREAM/CHAOSPHERE!】 ~戯題・愛のままにわがままに 魔皇少女は異世界に屈しない!~   作者: 沙波羅 或珂
【第二章/叛 逆 の 双 星】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

255/400

Жー63 跳 梁 跋 扈  ~C' mon Slave・D~ ⑦





 要するに 『境界』 を越えて無断侵入するヤツには

コイツらが大挙して襲い掛かる。

 まぁ通常でも襲うかもしれないけど

「統制」 がれてるのとそうじゃないのじゃ

戦力とその後の結果諸々で雲泥の差だし、

ソレにこの場合は戦闘そのものよりも

探査材料レーダーとしての意味合いが強い。


 単体じゃなく複数、 ましてや 「大群」 となれば侵入者を見つけ易いし

相手が逃げたとしても追跡したり他のヤツが発見したりするから

敵の数やそのルートが丸解りになる。

 あと5、6回、 同じ魔導を繰り返せば森の防備はほぼ完璧になるだろう。

即ち、 その名の通り()を “迷宮ダンジョン化” してやるんだよ。

樹 海 ノ 異 図(フォレスト・スレード)』 で 【罠】 も張って。

オレは最奥の村で踏ん反り返ってれば良い、 魔皇らしくね。

 ってなわけでサーシャを連れて別のエリアに行きたいんだけど、

なんでテメーら()集まってんの?


「イヤ、 変な光が見えたら、 身体が勝手に」


「なんか、 物凄くひぃ()しゃまにお会いしたくなったのですニャ!」


「私も、 私も!」


「俺は止めようとしたんだが、 どうにも、 逆らう気がな」


「ワタシと伴侶に効果は微弱でしたが、 一応確認までに」


「新たな魔導修得、 おめでとう」


「なんで俺まで……」


 なんか、 『神 経 ノ 割 (ブレイン・)レ ル 音(アウェイ)』 と同じで

()()()()にも効いちゃうみたいだな。

 でも 『同類(仲間)』 と認識されるのか魔物が

カリム他に襲い掛かるコトはない、

コレは面倒な手間省けてラッキーだったね。

 んじゃまぁ解った処で他のエリアに参りますか。

 魔物の群れが手を振って送り出す背後から

また 「姫ぇ~」 という情けない声が聞こえた。

 あぁもううるさいな、 あと完全にスベッてんだよソレ。



挿絵(By みてみん)




 NEXT PHANTASM…Ж






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ