表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

244/400

Жー62 蒼 い 銀 嶺 ~Genesis of Curved~




 ち合う無数の剣戟けんげき、 どこぞの莫迦が書いた

キンキンキンキンキン! なんて陳腐な音ではなく

その衝撃が骨までクるわ。

 細剣レイピア長槍スピアー断斧アックス、 を一振りの大剣が

流麗になしている。 真正面から受け止めているワケではないので

連撃が続かない。

 パワーやスピード以前に 『技』 で負けているので

異能が在ろうと関係無い状態だ。

 ソレが解ってない阿呆がまた一人、


「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!

地裂剛グランド・ク、” ぐぁ!?」


 小石を指で弾いて顔面にブツけてやる。

 思い通りにいかないからって

すぐに “異能フォース” ブッ放すの止めろって言っただろ。

あと 「うおおおお!」 がいらねーんだよ。

何が()()のか莫迦でも解る。

 ふむ、 狼人ガルフの戦いを見るのは初めてだが

意外と真面目に堅調な立ち回りだね、

派手さはないけど負け辛い槍捌きだ、 少々荒さは残るがね。

 セリナは、 まぁ、 可もなく不可もなく。

オレが言った事を実直に守っちゃいるが

身体に染み付いた 「動き」 ってのはそう簡単に取れないから

習性と変化の板挟みで返ってぎこちなくなってる。

まぁ頑張れ頑張れ、 そう簡単に強くなれたら

誰も苦労しねーっつーの。

「異世界チート」 とか〇ねって想っとけばいーよ。


「違いますですニャ! ダガーの柄はもっと深く、

怖がって踏み込みが浅いと返って危険なのですニャ!」


「は、 はいっ!」


 その端では猫耳のファムが耳長のサーシャに武器の扱いを教えている。

本人たっての希望でオレが 「別にいんじゃねーの」 と

適当に返事したらなんか本格的になってた。

 モノになるのに何年掛かるか知らんが

「楽して良い目みよう」 とか考える

〇〇(ピー)のラノベ作家よりは百億倍マシだ。

 後でオレがつかわない魔導でも譲渡してあげるかね?

万魔殿パンデモニウム』 に 『創造者ジェネシス』 掛けりゃイケると想うんだけど。




CAUTION(コーション)!≫


挿絵(By みてみん)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ