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【ZODIAC PARADOX EXTREAM/CHAOSPHERE!】 ~戯題・愛のままにわがままに 魔皇少女は異世界に屈しない!~   作者: 沙波羅 或珂
【第二章/叛 逆 の 双 星】

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Жー57 奴 隷 遊 戯 ~Lightning Volt~ ⑤





「どうどう、 コイツも “ハグレ” ?

おまえが異能で抑えてんの?」


 出た当初は激しくイキってたけどギードが手をかざして

何事か唱えると大人しくなった。

無遠慮に触ったオレに顔を寄せて来るくらい。


「あぁ、 獅子宮(第五界)じゃねぇ、 わざわざ宝瓶宮(第十一界)まで出向いてみつけた希少種レアモンだ。

オレの “封具アーク” 『デモンズ・スクエア』 は

B級以下の “ハグレ” なら無条件で捕獲出来る能力チカラがある。

A級以上でも半殺しにすりゃあ捕獲は可能だ。

使役テイマー系』 の素質(魔那)がねぇと使えねーがな」


 珍しく口数が多いな、 好きなコトならよく喋るタイプか?

だがこの能力は大分だいぶん使えるな?

 スフィ公だけじゃなく他の魔物を捕獲テイムして森に放っておけば

充分村の守護者ガーディアンに成り得る。

 初日に喰われ掛けたワームも今のオレなら倒せそうだし。

 ならヤってみるか――。


「 “千魔隷属サウザンド・スレイヴ” 」


 擦り寄って来るユニコーンの頬に手を当て異能を行使。

 瞼の裏で発光する刻印に連動して掌の魔氣が弾ける。

 ユニコーンは一度驚いたようにいななくと、

そのまま座り込んでこうべを垂れ従属の意を示した。


「ほほお~、 『使役』 状態でも掛かるんだ、 この異能。

()の状態じゃたぶん無理だろうね。

本来は相当強いだろ、 この魔物」


「……勝手な事を。

一言に “ハグレ” っっても様々なタイプがいる。

先天的に()()()()ヤツもいるんだよ。

だから殺さねーように削って使役するのが大変だった

って、 乗ってんじゃねーよ!」


「はいど~」


 とサーシャを前に抱えて異世界乗馬を決め込む。

 くらあぶみもないけど全然暴れないから乗り心地は悪くない。

アメリカ横断レース(S B R)』 でも出場したくなっちゃうね。

 その後ソフィアとファムが乗っても全く問題なかったが、

()相方(英霊)以外徹底して嫌がりセリナも乗せて貰えなかった。

 あぁ、 やっぱりね。

 ()()()()()()()()乗せないってのは本当だったんだ。

 膝を抱えて落ち込む乙女の肩にそっと手を置いておく。

 昼飯に旨いモン喰わせてやるからまぁ、 そう落ち込むな。



挿絵(By みてみん)



 NEXT PHANTASM…Ж






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