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【ZODIAC PARADOX EXTREAM/CHAOSPHERE!】 ~戯題・愛のままにわがままに 魔皇少女は異世界に屈しない!~   作者: 沙波羅 或珂
【第二章/叛 逆 の 双 星】

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Жー53 被虐のノエル ~Drug Maltreatment~ ③





MISSION(任務) COMPLETE(完了)


 取り敢えず今日の分は。

 支配下に在る魔獣に命じてあるモノだけ吐き出させる。

 ヤツの持っていた “封具アーク

 状況から類推するに “ハグレ” を高確率で使役出来るらしいが

詳細な分析は集落に帰ってからでイイか、

ソフィアもいるし。

 眼の前に振ってきたソレをパシッと掴み不敵に笑う。

 ボコられた痛みなんぞどうでもいいわ。

 等価交換、 等価交換。

 楽してチートでハーレム作りたいとか微塵も想わねーし、

それに群がる〇〇〇〇《ピーッ》にもなりたくない。

 殆ど思い通りにイったし予想外の収穫も在った。

 コレで大多数のヤツは明日から()()()()()()()()()()()()

 幸先が良い、 まずは先手を打てた、

オレの正体がバレるコトもなく。

って人がカッコつけてるのに、 オイ?


「いいから横になって姫! 傷の手当てするから!

あぁもう! 何でソフィア頼みで魔導の修得しなかったんだか!

本当にバカだわ私!」

 

ひぃしゃまよかったですニャ~!

みんなで、 みんなでお家に帰れますのですニャア~!」


「クッソ、 泣いてねぇ~ぞ!

テメーの弱さが身に沁みて情けねぇだけだからな!」



挿絵(By みてみん)




 泣いてんじゃねーか。 

 ってかオメーら顔にポーションぶっかけた後

包帯ぐるぐる巻きでオレをミイラにでもするつもりか?

ついでにミウまで一緒になってるぞ。

あと毒が消えねえチクショー、 って今気づいたのかよ、

遅過ぎ。

 ったくしょーがねーなコイツらは、

ってコトで指をパチリッ、

巨体でこちらを見据えている女面獣スフィンクスが何かを吐き出す。


「え? コレ、 “泡沫サッズ” ?」


 地面で銀色に光るブローチ型の魔道具。

オレらが持ってるのより遥かに小さい。

 ちょっと汚ねーけどソレ使えよ、 アイツが持ってた魔道具サッズ

ほれ水で洗ってやるから。

毒蛇ヒュドラを遣うんだ、 万が一に備えて強力な解毒剤くらい入ってるだろ?

 まぁ無いなら無いでテメーの魔導でなんとかするがね、

“自分を毒で破壊する” ってコトで

原初魔導プロト・ウィード』 の創成条件は充たしてるし。

 ほれ、 こんな風に。




    ~§過ぎ去りし落日に のこるは遠きが諦念§~


  ~§抱かれし片割れに重なるは かねかそけし我が双影§~







窓 ノ ナ カ(ピュアー・) ノ 粉 雪(スノウ)









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