Жー48 刈り取る者 ~One Hand Dead~ ④
「本当に、 殺すんだな? 偽情報に踊らされてるが何も知らねー奴等、
100人……!」
「あぁ」
腕を組んだまま事も無げに言う。
「ハーフ・エルフを、 奴隷にしようとする奴ばかりじゃない、
本当にただの正義感で、 参加してる奴もいるんだぞ……!」
「他に手が無い」
っていうかオレに云わせれば何も知らずに自分が 『正しい』 と
盲信してるヤツの方がタチが悪い。
村が見つかればサーシャも爺ちゃんも惨たらしく殺されるだろう、
ソレが 『正しい』 とされてるなら。
そしてソイツ等は何の 【罪悪感】 も抱かず笑顔で次の冒険に向かう。
だからオレは躊躇しない。 「自覚」 が無いならもっと殺すよ?
ってな事を考えながら無言で対峙するコト数分。
バンッッ!!
「っっっっしゃああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
両手を顔に叩きつけどこぞのアント〇オみたいな奇声を上げだした。
やっぱ 「残念」 だわコイツ、 イケメンの面も怪力で力任せに叩いたから
ヒリヒリおもいっきそ腫れてやがる。
「こうなりゃ “賭け” だ!
姫のやる事は過激だがこれまで一度も間違いがねぇ!
今度も信じるぜ! もし負けた時は潔く心中よ!」
イヤオレは失敗しても死ぬ気はねーがな。
まぁおまえがそう想いたきゃおまえの中じゃそうなんだろう。
邪魔しなきゃソレでいいよ。
正直一人よりおまえら居た方が 『後の事』 は都合が良いし。
じゃあ、 行こうか――。
生贄の待つその場所へ。
~§契り花 亡国の灯は 追憶に浸る落日§~
~§剪伐 散る雫 久遠に至る其方魔ガ刻§~
「~§シャウ・ル・クゥ・ド・ジィキ・リル・ソゥ・グ……」
「姫? どうした?」
意図せず口唇から零れていた魔言。
片手を挙げて制し足を速める。
まだだ、 まだ抑えろ、 こいつらまで狂乱れちまう――!
NEXT PHANTASM…Ж




