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第17話 お弁当と金欠

さて、俺のお金が復活するまで3日....

今の残高が、10円....


お金が無い。


お金が無いことには、昼に食べたニンニクマシマシ豚骨ラーメンと唐揚げと餃子を奢らされたせいで、俺は財布にお金が無い。


うまい棒も買えない。

これは、3日間の断食生活の始まりだ〜!!


っと、息込んだはいいが断食なんてした事がない。

そういえば、うどんがあるので今日の夜は大丈夫そうだが、それもあと一つこれを食べれは二日間の断食生活にはなるが仕方がない。


うどんを茹で、夜ご飯のうどんを味わって食べた。


「う〜ん....2日間断食....」


そんな事を呟きながら、うどんを完食し明日の講義のために早く寝た。


朝起きると、それほどお腹が空いていないので、そのまま大学に向かった。


「先輩〜」


「どうした?小倉」


「先輩がお金なくなった可哀想な人なので、お弁当を作って来ました。」


「おお〜ありがとう小倉。早速食堂で食べよう」


「そ、それはちょっと....別の場所に行きましょうよ」


昼休みに小倉が俺の所にやって来た。

どうやら、昨日のことでお金が無くなったのでお弁当を作って来てくれた。


早速食堂で食べようと思うのだが、小倉が何故か食堂では食べたがらない。何か食堂に行きたくない理由でもあるのだろうか?


しかし、お弁当を作ってくれたのは小倉なので、食堂ではない他の休憩場所で一緒に食べる事にした。


「ここでいいか?」


「いいですね」


人気のいなさそうなベンチに座り小倉が作ったお弁当を食べることにした。


お弁当の中身には、卵焼き・ウィンナー・ミートボール・唐揚げ・ご飯と俺の好きな食べ物が揃っているなかなか豪華なお弁当


「おお、うまそう」


「そうですよね。えへへ」


お弁当を褒めると嬉しそうにする。

それほど、自信作のお弁当なんだろう。


「いただきまーす」


まず、卵焼きを食べるといい感じの出汁が入っているのか美味しい。


「どうですか?先輩」


「美味い!!こんな美味しい卵焼きは食べたことないよ」


「うへへ〜唐揚げも手作りなんで食べてくださいよ」


「分かった」


唐揚げを作るのも、揚げたりしてめんどくさいはずなのにお弁当の為に作ってくれた。


食べてみると、時間が経っているはずなのにサックっと言う音がして美味しい。

昨日のラーメン屋さんで食べられなかったが、多分そのラーメン屋さんの唐揚げよりも美味しいかもしれない。



「この、唐揚げ美味しいな。プロ顔負けかもな」


「そ、そんなに褒めても何も出ませんよ〜」


背中をバシバシと叩いて、照れ隠し手でもしているのだろうか?しかし、少し痛いぞ。


「そういえば、小倉はお弁当食べないのか?自分のも作ってるんだろ?」


「あ、はい。ですが、お弁当とその中身が同じって恥ずかしいじゃないですか。なので、食べづらくて....」


「そんな事を気にしてたのか。大丈夫だ。人もあまり通らない。ここでなら食べれるだろ」


「そ、そうですよね」


俺と小倉はお弁当を食べ終わると、次の講義があるので俺は食べ終わったお弁当箱を持って、洗って返そうとしたが、明日も作ってくれると言うので、空のお弁当を小倉に渡した。


「ありがとうな。」


「いえ、先輩は私が居ないと何も出来ないので」


「ん〜そうかな?」


「そうです〜」


この物語を読んでくださり、ありがとうございます。読んでいただいた皆さんの応援のおかげで、私は執筆に取り組み続けることができました。今後も、より良い物語をお届けできるよう精進してまいります。この物語が気に入っていただけたら、ぜひブックマークや高評価をしていただけると嬉しいです。

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