ひばな物語
時は平安時代。生まれながらにして帝の妃となることが運命づけられた少女は、寝る間も惜しんで教養を身に付けていた。美しく、和歌も琴も漢籍も全て完璧、才色兼備そのものの少女は、当然のように男たちに言い寄られるが、したたかにはねつける。全ての努力は帝に嫁入りするためなのだから。やがて大人になり、天竺葵の女御と呼ばれるようになってからも、彼女はやはり完璧な女性だった。帝の寵愛を受け、幸せに過ごしていた。東国の片田舎から天才美女――のちに野茨の更衣と呼ばれる――が都にやってくるまでは。
天才と努力家の出会い、葛藤、そしてその先には何が待っているのか。この国を照らす光は、どちらの花に微笑むのか。
【古語で物語を描いてみたいというふとした思いつきです。あらすじと後書きは現代文ですが本文は全て古語です。後書きに現代語でストーリーを書いているので、古文が苦手だけど興味を持ってくださっているというかたや、文章校正をしてくださるような心優しいかたは、先にそちらをお読みください】
【完全オリジナルです。作中に出てくる人物は多分どれも実在しませんし、古典文学にも多分いません。一話千字前後。ただし古語】
天才と努力家の出会い、葛藤、そしてその先には何が待っているのか。この国を照らす光は、どちらの花に微笑むのか。
【古語で物語を描いてみたいというふとした思いつきです。あらすじと後書きは現代文ですが本文は全て古語です。後書きに現代語でストーリーを書いているので、古文が苦手だけど興味を持ってくださっているというかたや、文章校正をしてくださるような心優しいかたは、先にそちらをお読みください】
【完全オリジナルです。作中に出てくる人物は多分どれも実在しませんし、古典文学にも多分いません。一話千字前後。ただし古語】
其一 天竺葵の女御
2020/11/12 16:17
(改)
其二 野茨の更衣
2020/11/17 12:23
(改)
其三 父のはなむけ
2020/12/17 10:15
(改)
其四 新たに参りたる者
2020/12/22 22:03
(改)
其五 年ごろ時めきたりし者
2020/12/27 12:46
(改)
其六 満ちたらざらばまごころ知らず
2021/01/09 10:32
(改)
其七 我が心はかくもあさきか
2021/01/12 21:02
(改)
其八 我がのぞみはいづこなりや
2021/01/13 13:39
(改)
其九 かるる人とみだるる心
2021/01/15 19:47
(改)
其十 あかき華のたつ時
2021/01/16 23:38
(改)
其十一 我が身果つとも
2021/01/17 19:05
(改)
其十二 陽華物語
2021/01/17 20:01
(改)
後書き 現代文口語にて経緯とストーリー解説
2021/01/18 12:05
(改)