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徒然怪奇  作者: 飛鷹 旋利
6/8

ゆーえむえー?(山の怪)

それでは最後の話。

「山の怪」。

読み方は、ここでは「やまのけ」としよう。

つまり、妖怪だ。


有名な都市伝説で出現する「ヤマノケ」。

あれもまとめて実は「山の怪」だと私は思っている。


総じて山は得体のしれない妖怪が多いのではないだろうか。


実話怪談でも何度か目にしているが、山には本当に未知の生物が多い。


ある実話怪談では、一本足の大きな怪物がでてきていた。

実際確認できたのは、大きな足跡と、それに食い殺された人間の遺体だったが、

その山に出てくる怪異を、近隣の村では「山の神」と呼んでいた。


はたまた、私の大ファンの拝み屋先生の書く実話怪談では、見る人によって姿形が違って見える山の神と、白い毛に覆われた愛くるしい犬に見えるが、足はなく、胴体は蛇の姿をした生き物のことが語られていた。


そして、あるところでは、猿のような毛に覆われた体に人間の赤子の顔を持つ生き物(人間の言葉をしゃべる)が人を食らうことが語られていた。


体が猿のようで、鳴き声は牛、顔も牛、で人間を食らう生き物も存在していることが別のところでは語られていた。(「牛鬼」という名で呼ばれていたが、各地で伝承のある牛鬼の妖怪とは若干違うようだ)


世の中は広い。

そして山という場所は未知の生物がなんと多いことか。


嘘か本当かはあくまでも確認した目撃者にしかわからないだろう。


が、「山の神」というのは結局文字通り、得体がしれない「山の怪」といっていいのではないかと私は思っている。


『妖怪はいますよ。でもちょっとです。絶対に見つからないところに普段は隠れています』


と娘娘はいう。

遭遇したら遅かれ早かれ命はないパターンの、希少な存在がほとんどだが。



にわかには信じがたいが。

危険に自ら飛び込まないと遭遇できない。

そんな存在なら、私は一生会いたくない。


そんなふうに改めて感じる今日この頃である。


今回の「ゆーえむえー?」に関しては私の考察が多く入ってしまってホラーを期待していた方には申し訳ないですが、次回はちゃんとホラーっぽいの書きますね!

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