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徒然怪奇  作者: 飛鷹 旋利
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ゆーえむえー?(序)

UMA。

今回は、いわゆる未確認生物の話。


世の中にいるUMAって、ほんとにいるんだろうか、とは常日頃から思っているが、最近、ほんとなんだ、と思ったことを書いておこうと思う。


例えば、最近某ウィルスの流行でアマビエという妖怪が流行っているようだが、娘娘はアマビエに関してはいないと言っている。

理由を問うと、


『ほんとにアマビエがいるなら、とっくにウィルスは終息しています』


と神妙な声でそう言っていた。


確かに、言われてみればそんな気はする。

では、嘘が伝えられたのかときいてみたら、


『昔はいたのかもしれませんが、今はいないと思います。だから、もしかすると、その妖怪がいる頃は疫病に効果があったのかもしれませんが、いない今は効果がないのです』


といっていた。


なるほどと納得する話ではあった。


では、何ならいるのかと問えば、


『人魚はいると思う』とかえってきた。


なお、これに関してはみんながよく知った姿ではないかもしれないが、と補足はされた。


『狐さんもそうですし、ヤマノケは妖怪ですね』


『ちなみに神社にいる狐さんは妖狐とは全然違います』


だそうだ。


他に何がいるの?ときけば、


『龍とあと、なんですかね。蛇の神様はいます。あと山の精。山の精は形じゃなく見え方が人によって違うので、形は例えられないんですが』


『あ、河童はいますよ。人の前にあまり姿は現さないですが。

妖怪は基本的に人に害は及ぼしません。命を取るのは基本的に霊的存在です』


霊的存在に人や動物は問わないそうだ。

怨霊や怨念に妖怪は本来関係ないものとも言われた。

そんな妖怪は人間の空想で作ったものが多いんだそうだ。

 

山は妖怪のような不思議な存在が多くて、海は山より霊的な存在が多いよ、とも言われた。


どこまでが空想で真実なのか。

私には奥が深く興味深い案件である。


ちなみに、娘娘のこの知識は、感覚からくるものらしく、確実ではないといっていた。

娘娘は神社にいったときも、『神様がこう言っていました』、と私にはよく話してくれる。

言ってることがいちいち的を射たり、後々あたっていることが分かることが多いため、私は、娘娘のいうことは8割方信じる方向で話を聞くようにしている。


だから、今回のやりとりも、あながち間違えではないのだろうと考えている。

アマビエが今いないのだとしたら、それは残念な話ではあるが。

UMAはきっと、見えないところで生きているに違いない。


というわけで、ここからは、最近、いるんだ、と思ったものの話だ。


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