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美濃隠れ  作者: yayat
7/12

past

前回は矢倉の事情が少しわかった程度。


タイトル通り美濃の過去です。


あまり面白いものでは無いから飛ばしていいんじゃないかな…










ありがちな話。友達選びを間違えた。



中学に上がって新しく友達を作るにあたって、少し派手な友達を作ってしまった。


多少は我慢しようとした。理由としては唯一の文化系の部活、吹奏楽部の同輩だからだ。


最初は上手くやれていた。



次第に彼女達は男遊びを始めた。


それこそ最初は、同級生の男子をからかったりする程度。


ただ、エスカレートしすぎた。


男子が少数な吹奏楽部では、男子の発言力は高くない。


加えて男子の方も、慣れてきてからはまんざらでもなくなっていた。


私はついていくことができなくなった。


これの影響か、勉強や部活にもついていくことができなくなった。


ありがちな嫌がらせは大体受けた。



それよりも辛かったのが、大人の対応だ。


この状況を撮影して担任に提出したが、呆気なくあしらわれた。



うちの地域の公立高校で、私が行けそうな所は一校だけだった。そこを逃すと難易度の低い私立校になる。


友達だった彼女達から逃れる為にはその公立高校に上がる他無かった。


その高校は進学指導の先生も強く推してくれた。


親も私に期待していた…

というより私に要求していた。


"せめて公立には行け"、と。




勉強したが、失敗した。


仕方なくその私立に通う。


クラスには運悪く彼女達が居た。


今度の吹奏楽部に彼女達は居なかった。これは救いだったが、とても救いとは言い難い、辛い環境だった。


親も私に辛く当たるようになった。



居場所はこうして無くなった。


私の世界はこうして壊れた。何が悪かったのか。


やっていられなくなった。



自殺を考え、下見にあの高台へ向かった。


そこで頭が冷えて、親に高校を辞めたい旨を伝えた。



結果的に親は考えうる最高のヒステリーで私を迎え撃った。


お得意の家族裁判。刑罰は自分で執行してやろうと決め、今に至る。







「なんかやりたいこと、決まった?」



「…別に。考え事してた。」



「他に考えることね…取り敢えず食べ物は買ってきたから。どう、お腹は空いた?」



「あれだけ車乗って遠出したから、まあ。」



「定番こそ至高。今晩はカレーライスにするよ。」




「(…肉とか根菜とかルー、買ってたっけ)」









ぬるーくぬるーく。多分当事者としては辛いと思うし。


今晩カレーだったんだ。

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