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榎本朱音の赤裸々な日常  作者:
榎本家の玄関事情
3/10

そのさん

今日も今日とて開きません我が家の玄関。たまに鍵をしまい忘れるんだよねー今みたいに。

あ、皆様改めまして始めまして。榎本家が次女、朱音です。

普段鍵なんて使わないし?いつもおばあちゃんいるし?鍵とか扱いなれてないわけで、遊び行くときとかに出したらそのまま机におきっぱしちゃうんだよね。

玄関の網戸まで閉まってる時点で嫌な予感はしたんだけど嫌な予感ってあたるよね。

つまり、今現在我が家は密室!


「でも、密室には穴があるんだよなー」


普段使ってるのは裏玄関。車に濡れないで乗れるようにって立て替えるときに作ったんだけど、こっちからの方が学校に近いんだよねー。

そんなわけで表玄関にレッツゴー!

表玄関も引き戸で、鍵をかけられるのは3箇所。真ん中の鍵を閉められてたらアウトだけど片方だけ開いてないかなーとか希望を持って左側を開けてみる。

開かない。


「そりゃそーですよね、こっちがメインで出入りするほうですし!」


うっかり忘れてないかなーとか思って右側も開けてみようとするも意味無し!びくともしない!

表も裏もしまってますかそうですか。これは鍵がないと開かないわけですね!




でも、我が家には第3の玄関がある!

正式には玄関じゃないけど、ある意味玄関。ここは昔からずっと居る人達しかいないからおばあちゃん達の井戸端会議がよく開催されてる。

冬とか夏とか暑いし立ってたら疲れるじゃん?

的な理由で大きな窓作って窓辺に座っておしゃべり出来るようにしたんだよなー。ちゃんとゲート(?)っぽいのも付けて本当玄関になっててすごい。

そんなのは置いといてー、こないだおばあちゃん家にいるのに鍵かけてたわけだし、今回もその線が無いとは限らない。


「えーのーもーとーさーん」


わざとらしく呼びながら窓をノックしてみる。・・・反応がない、ただの空部屋のようだ。

今回はおばあちゃんガチでお出かけですかーうーん。

だけどこんな所で挫ける私ではありませんよ?

まず、窓を凝視します。窓の鍵がある場所を凝視します。


「密室の謎、解けたなり!」


ゲート(?)を開けて窓を開けるべくスライドさせるとあら不思議、すんなり抵抗なく開いていく。

お部屋に侵入して靴は玄関に置いてくる。


「全く、おばあちゃんは無用心なんだから」


おばあちゃんの部屋に戻る道中お決まりの置手紙を回収。ちゃんとゲートを閉めて窓の鍵も閉める。おばあちゃんのうっかりで鍵が無くとも入れましたー。

とりあえず、部屋に戻って自分の鍵を探さないと・・・今回はおばあちゃんのうっかりで入れたけど次も同じとは限らないし。

今回は朱音ちゃんに語ってもらいました。次はどうなるやら

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