第一章 終わる日常編 第1話 何時もの日常
前回のプロローグよりかは面白くなっていると思います。しかし、今回は本編とはいえ1番初めの方なのでまだ少し面白いという程度だと思います。では、本編の始まりです。
※4月16日 予定では二章から出そうと思っていたキャラを出しました。
第一章 終わる日常編
第1話 何時もの日常
戦争が終結した約2年後には世界中から戦争が無くなり、それどころか普通ではあり得ないほど急速な成長が世界中でみられ、その頃にはすでにモノレールがあったという。
それからさらに30年後になる現代、無限にエネルギーを作り出すエネルギー機関が生みだされ、僕達は平凡な日常を基本的に不自由無しに送っていた。
ここ紫電高校に通う僕こと羽柴 龍牙も例外ではない。
「はーしっばくん悪いんだけどさぁ、購買に行ってカツサンド買いに行ってくんない?」「あぁ、俺のも頼むよ。」「俺のも。」「あっあたしたちのも。」こいつらの名前は順番に柴田 俊也、徳川 泰樹、毛利 克樹、柴田 凛音とその女友達2人だ。(内俊也と凛音は兄妹だ)
僕はこいつらからふとしたきっかけにより高1のときから(今は高2に進級した)虐められている。
きっかけは僕が散歩していると柴田達がカツアゲをしていたのを見つけたので止めに入った事により僕にいじめが集中するようになった。が、多分理由はそれだけではない。
僕は昔から虐められていた。生まれたときから両親ともに双子の弟のみ可愛がるので僕は一人孤児院に入れられた。その後、高校生になってから一人暮らしする許可を貰い現在アルバイトをしながら(授業料や学校で必要なお金、生活費などは院に一ヶ月に一度善意で多めに送ってくれる)暮らしている。
そこまでは別に問題ではない。
問題だったのは僕と同じ孤児院から来た学校のアイドルである日女野 香久夜である。
彼女は僕と違って孤児院通いだが、なぜか何も知らしていないはずなのに僕と同じ高校に僕が通うことを知っていたのかが如く入学し、僕と同じバイトで同じ時間帯働いていて、
それにプラスして別のクラスなのによく僕に話しかけてくるのだ。
だからかもしれないけれど、それが原因で柴田達に因縁をつけられ、断るなら柴田兄妹の父親であるこの高校の理事長から理不尽な対応させられるので仕方なしに「わかったよ。」と従うという日々が続き、これからもそうなるのだと思っていた。
この日あの出会いがなければ
読んでみてお分かりいただけたかと思われますが、今回は主人公の現在までの日常を書いてみました。
次回からいよいよメインヒロインが登場します。
お楽しみに