旅立ち
二話目ですがんばります!
お気に入りして下さった方々感謝です!!
「説明するよ完全状態異常無効は、絶対に状態異常に成らない、例えばどんな猛毒入りの食事も美味しく頂けます、全身呪いの武器や防具で固めても効果だけ有効に使えるよ、麻痺らないし魅了(魔法的な)も受け付けないし幻覚も効かない、あと即死効果も無効にしたり等々、兎に角そのままの君でいられる祝福だね」
猛毒食べても美味しいのかなー?(現実逃避してます)
「そして必要経験値1000固定は、そのままで幾らレベルが上がっても次のレベルになるのに必要な経験値が1000で済むという割と地味なものだよ」
うーん、経験値1000がどれ位か分からないけど……地味じゃ無いと思うよ!!!
「つづけて、レベルUP時運以外ステータス値プラス1000だけど、全てのステータスの値がレベルが上がる度に運以外プラス1000されると、まあ、そのままの意味だね」
・・・・・・・・・。
「最後はレベル制限無しで、人には誰でも成長出来る限界が存在するんだけどね、君は!……君なら!!何処までも行けるよ!!!」
何処までも行けるの!?
「反応が薄いので最後に感情を込めてみたんだけどね、どうだった?」
「頭の中で何度もツッコミましたよ……声に出したら何か負けのような気がして、でも、いいんですか?神様にお礼してもらえるのは嬉しいですけど、こんなに沢山のトンデモ能力僕にくれて?」
「いいんです!!!(かび〇風)他の誰でもない、神であるオレが良いって言ってるんだから大丈夫だよ、まあ、ここへ招きたくなった人間は君が始めてだからテンションが上がってるってのもあると思うけどね」
テンション上がったんなら仕方ないよねー……
「……そう言ってくれるならありがたく頂きます、ありがとう御座います!」
「うんうんそれで、一応今オレが渡せる祝福はこれだけなんだけどね……続きましてはこの二人の登場だよ!」
また、いつの間にかゴツイ日本の鎧兜を身に付けた(兜の角みたいな飾りの部分に大きく神の文字が……)40歳くらいのおじさんと10歳くらいで僕より少し背の低い魔法少女(鬼の様に可愛い)がそこに居た、ツッコミませんよ!
「河合 ひかり だな?地球を守ってくれてありがとう、礼を言う、ワシは武の神だ、さっそくだがお前に武神の加護という祝福を授ける、この祝福は武器防具の知識と肉体のみを使った戦闘、全ての武器での戦闘技術と防具を使う技術を与えるものだ、それと近接戦に関わるステータスに補正が掛かる
あと、一定時間で体力を一定量回復も行う今後に役立ててくれ」
おじさんからまた、とんでもない祝福を頂ました!
「ありがとうございます!でも武器とか使った事無いですけど?」
「大丈夫だ何も考えなくて良い、すでに特別意識しなくともどんな武器防具でもワシ並に使いこなせるはずだ」
ヒャッホウ!(壊れ気味)
「続いて私だよーひかり君ありがとう!私は魔法の神ですー。ひかり君には魔法神の加護を授けますーさっきの加護の魔法版だね、MPさえあれば使えない魔法は無いよーそれに今までにないオリジナルの魔法も作れちゃうよー頑張ってねー」
魔法少女姿の神が魔法のステッキを振り回しながら説明してくれました。(妙に和みました)
「あの、ありがとうございます!もう何でもありですねー、それでですねお二人はどうして僕に加護を与えてくれたのですか?もちろん地球を救ったからだと思うんですけどお二人の管轄ではないのですよね?」
「ワシは見てのとおり武士をリスペクトしておってな、その武士の国を救ってくれたからな、だから加護の方は奮発させてもらったぞ」
武士がリスペクトとか言うなー!!!
「私は魔法少女の国、日本を守ってもらえたのでーその恩返しですー」
魔法少女の国って……。
でも、なんだかとても嬉し気持ちです。
「ありがとうございます!元日本人としてすごく嬉しいです!」
この時になって僕は今更な事に気が付いた。
「それですみません、今更なんですが皆さんの御名前聞いてなかったんですが……」
「あーオレ達もあえて言ってなかったんだよね、オレ達神の名前はとてつもなく長いんだよ、だからこの際君だけの呼び名を付けてくれるかい?」
「えー!僕が神様達にですか?」
「うん、たのむよ」
他の二人も頷いてます。
「分かりました……でも期待しないで下さいよ?」
僕はあまりネーミングセンスないからな。
「まず地球の神様は……神兄ちゃんと呼ばせてもらってもいいですか?」
最初の印象でこれしかないかと。
「あははははっ気に入ったよ!そんな呼ばれ方された事ないよ、兄のように敬うように、神だけど」
そこまでよろこんで貰えるとは……なんかすんません。
「武の神様はブシンさんとお呼びしても?」
まんまだー!
「うむ!ナイスセンスだ」
だから武士がナイスセンスとか言うなー!!!
喜んでもらえて良かったけど。
「魔法の神様はマホさんで……」
ごめんなさい。
「ありがとーひかり君、嬉しいよー」
そんなキラキラした瞳で……いたたまれません。
「こちらこそ、僕なんかが付けた名前を喜んで下さってありがとうございます……」
「そしてこれから、カミーナルに行ってもらうのだけどね、オレ達と話たい時は心の中で名前を呼んでくれればいいからね」
ブシンさんとマホさんも笑顔で頷いてます。
「いいんですか?ありがとうございます!」
そろそろ旅立ちの予感です。
「特にオレ達から何かして欲しいとかはないから、死なないように楽しんでくれれば良いから」
「はい!」
「それから、まだ君に会いたがってる神達は沢山居るからね、その時にはそっちに行かせるよ」
「あっはい!分かりました!」
沢山ですか……。
「では、そろそろいいかな?」
「はい!」
「では、いくよ」
「今のお前なら大丈夫だと思うが慢心するなよ」
ブシンさんです、そして。
「ひかり君、何が来ても魔法でぶっ飛ばしちゃえばいいからねー」
マホさん過激です。
「楽しんできなよー。それとあと二つ言っとくね、君が最初に降り立つ場所はその世界で最弱の魔物しか生息していない所のはずだから安心するように、もう一つは君が得た能力とかで疑問に思う事があっても直観的に理解出来るはずだから深く考えない様にねー悪い事には絶対ならないからー」
最後に神兄ちゃんです、その辺は何も考えてなかったので今の助言は凄く助かります。
「ありがとうございます!では、行ってきます!!!」
光に包まれて・・・・・・・・・。
「行ってしまったね……でもこれも、オレ達の仲間に成ってもらうには必要なことだからね……」
読んで下さりありがとうございます!