ぶっちゃける
物凄くお待たせした上に話も短くて申し訳ないです。
依頼もまださせてあげられないです・・・。
がんばります!
今後も不定期投稿ですが、続けていきますので宜しくお願い致します。
「冒険者登録するのにお金が要るなら先に言っといて欲しかったです・・・、今僕は1エンも持ってないですよ?」
と、説明が無かった事をソフトに批難しながらそう伝えます。
「も、申し訳御座いません!此方の不手際で御座います!ですから今回の登録料は此方で負担致します!・・・だから、嫌いにならないで!」
するとまた、ギルドマスターが変になってしまっていた・・・嫌いにはならないですけど、ドン引きです。
「お金は払います、でも今はお金が無いので・・・。あ!あの、魔物の素材は冒険者登録する前に手に入れた物でも買取してもらえるんですか?」
大ウサギとシルバーホークの素材が有るのを思い出しそう聞いてみる。それらが売れれば登録料が払えるはず。
「はい、大丈夫です。冒険者でない方も時々売りに来たりしていますよ。受付横にある買取所にお持ち下されば、素材の状態にもよりますが大抵の魔物の素材は買取出来ると思います」
おかしくなったギルドマスターに変わって、スピルラさんがそう答えてくれました。(お金が絡むと、やっぱり噛まない・・・)
「因みに、何の素材をお持ちなのでしょう?」
「大ウサギとシルバーホークです」
最初に驚いた顔をして、それから何かを思い出した様で「ほ、報告は受けていましゅたけど、ぴかり様だたのですね」と、噛み噛みスピルラさん。
「それでしたら、登録料は余裕で大丈夫です、シルバーホークの素材でしたら、羽一つでお釣りが出ますよ」(・・・やっぱり噛まない。そういうキャラなんだと思って、今後気にするのは止めよう・・・)
そういえば、お金の価値とかそれ以外の事も色々と把握出来てないから、ついでに聞いておこうかな。
「すみません、ハッキリ言って三日前まで僕はこの世界の人でなかったので(サラリとぶっちゃける)、お金の事とか色々と教えてもらえないでしょうか?」
追々(おいおい)、侯爵一家に教えてもらうつもりだったけど、侯爵一家には調味料の再現をしてもらっているし・・・貴族と一般の人で色々と価値観や金銭感覚も違ってくるだろうしでギルドの人に聞くのは良い考えだと思えた。
「「え!?この世界の人ではなかった??」」
ギルドマスターとスピルラさんが流石にその事に食いついてきた。
異世界から来た事を考えも無しに言ってしまったので、二人には「今から話す事を頭の中で整理しますので少し待ってて下さい」と伝えて今更ながらに神兄ちゃんにお伺いを立ててみる。
「神兄ちゃん聞こえますか?思わず異世界人なのをばらしてしまいましたけど何か問題はありましたか?」
神兄ちゃんの声が聞こえてきて・・・「何も問題無いよー、今更だけどその辺の事は君に任せるよ、本当の事を話しても良いし適当に話をでっち上げるでも良いし君の都合のいい様にしてくれていいよー」
・・・何か完全に丸投げされた感じだけど問題無いみたいでほっとした、と、同時にいくら親しみ易いと言っても神様に毎度毎度質問に答えてもらってる事に気付き感謝を伝えます。
「何時もありがとう御座います!」
「いやいや、オレも楽しんでるから気にしなくていいよー、また何かあれば遠慮なく連絡してくれて構わないからねーではまたー」
神兄ちゃんの声が消えた後、ギルドマスターとスピルラさんにはどう伝えるのか考えます・・・。
「さっきの「僕はこの世界の人でなかった」について説明をしますね、今からする話は他言しない様にお願いします・・・」
読んで下さり誠にありがとう御座います。