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ある男の話

夏の太陽が燦々と地表を照りつけ、蝉の声がとても煩わしく感じる。

そんな中私は、ある家の前に立っていた。

呼鈴を押すと、直ぐにその家の主が出てきた。

「ああ、貴方が私の話を訊きたいという方ですね。外は暑いでしょう。さあ、中へお入り下さい。」


その家の主はそうゆうと中へ入って行った。私がお邪魔しますと中へ入ると、家の主が、喉も渇いた事でしょうと冷たいお茶を持ってきてくれた。

私は礼を言って、お茶に口を付けた。

「それで、お話というのは?」

家の主は、テーブルに腰掛けながら訊いた。

「ある人の話を訊きたいのです。その人物に関して、貴方が一番詳しいと聞いたものですから、」


そう、私は真の英雄の話をききにきた。

「私は、その人物について研究しているのです。その人は歴史の表舞台に何度も登場しているにもかかわらず、資料がない。そこで、貴方にききにきたのです。」

「そうですか、それでは私の知っている限りの事をお話しましょう。」


というと家の主は静かに語り始めた。


「それは今から2200年前、ある一人の少年が世界を救った。その少年の名は、ベルソート、セムレーシュ統合帝国の北端に位置するディレール村に生まれた。」

「そこまでは私も知っています。幼い頃、母親を流行り病で亡くしその後、父親と一緒にほぼ自給自足の生活を送っていた、と聞いています。」


私は知っている限りの事を話した。問題はこのあと、戦争の時の資料が部分部分しかない。これはどういう事なのだろう。歴史の闇に埋もれた彼の一生を知りたくて、此所に来た。ここに来れば、それが解ると信じて。

それを聞いた家の主は、行った。

「それでは、彼の初陣から語りましょう。」

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