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アーセンの休日  作者: 飼い犬
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プロローグ

初めては痛いものらしいので我慢します。あまりのヘタさに我慢させてしまうかもしれません。

―目が覚めたら体縮んでいた。


文章にすると簡単だが、実際に起こってみるとこれはトンでもないことだ。しかし、自分にとってはそれほど不便はなかった。

縮んだと言っても高々数センチだったからだ。自分の成長の止まった高校生。

いろいろな所に飛ばされていろんな世界を回ったがまさかまた高校生になるとは思わなかった。



暗い空間がある。太陽の日がカーテンから漏れ、少し周りを照らしている。見えるのは机、椅子、ベット。

部屋だ。ベットからは規則の正しい呼吸が聞こえる。

呼吸をしているのは少年だった。髪は長く、整った眉。幼さの残る顔は彼が年若い事を表していた。



「―。」

自分が理解できない状況にいるのは慣れていたと思っていた。

目の前に自分の10倍のある機会が突然現れる事もあったぐらいだ。そんなのが続けば嫌でもなれる。

しかしだ、寝て起きたら小さくなっていたのは初めてだった。


(――家…だよな?)


体を起こし周りを見渡す。ほとんど変わりはない。自分の部屋だ。無駄に広いのにモノがまったくないのは元物置を自分の中学卒業の時に自分だけの勉強部屋にしてもらったからだ。


違和感がある。モノが移動しているとかではない。モノそのものが少し、ほんの少しだが違うのだ。

自分の部屋だが元の部屋と同じモノが全くないのだ。私服一つ見てもデザインがほんの少しだが違うし、何よりメーカーの固有名詞が全く違うのだ。


(――異世界)


そうここは全く同じだが全く違う≪異世界≫なのだ。


「りょうちゃ~ん。ご飯できたわよ~」


そう自分の名前さえ違う異世界なのだ。



投稿できてるのかすらわからない現状。

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