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人と妖と。  作者: chocolat
6/9

第六話 買い物2

~しばらくして~


そーいえば…ごく稀《まれ》に男の人の視線も感じるんだけど…


…はっ!?









…ま、まさか…。









こ、個人の嗜好に口を出す気はないけど…やっぱりちょっと、怖い。


…そうだよね…そういう趣味の人も、居るんだもんね…世界には。


愛があれば、性別は関係ないものね…。まあ、








その割には、数が多いけど。








もう15人くらいは同じような嫉妬の視線を二人に向けてきているよ…ごくたまに、羨望を感じるけど…。


なんでこの二人に?嫉妬するの、私じゃないの?…別にいいんだけど。




そして、もう一つ疑問。


何で二人はそういう男の人達を睨みつけるの!?


どうして!?好意持たれてるんじゃないの?私が嫉妬されてんでしょ!?


ツンデレ!?ツンデレなの!?ああもう、分かんないよ~~~!





…とまあ、脳内で悶え苦しんでいたわけですが。



「みぃちゃん」

「汀」




突然二人に同時に名前を呼ばれ、「へ?」ときょろきょろと二人の顔を交互に見上げる。




「重いだろ?カゴ持つよ。」

「ここは冷房が効いてるから、寒いだろう。」






紅ちゃんは私のカゴを奪い、十六夜はTシャツの上に羽織っていた上着を私に着せた。





カゴを強引に持たれ、手が迷子。





上着がぶかぶかで、正直緊張する。








しかもその上―――





「へ?いやあの、私、大丈夫だよ?」

「「………………。」」





抗議しても、まさかの黙殺。





さらにさらに―――





「汀。手。」

「え?わ、とっ」










きゅ。










十六夜に手を握られる。



………。

エ、エト、これは、イッタイ……??

そして何故十六夜だけ?

紅ちゃんは?


「あー、俺カゴ持ってるから出来ないやー。ごめんねー」




紅ちゃんがあっけらかんと言い、十六夜が「そうか」と言った。




当の私は、無表情で歩いていた。










頭の中は、パンドラの函が開いたように大パニックでしたが。



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