番外編:メリークリスマス
メリークリスマス。
私は一人ですよ? しかも、インフルエンザでダウン。
メリークルシミマス......。
12月25日
1925
防人基地 司令部
「メリークリスマス、と言ってももう遅いかしら?」
「さぁな。だが、基地の飾り付けや、クリスマスらしいものを食べたり、音楽を流したりできたじゃないか。それに、NORADはサンタ追跡作戦しているように、俺達の戦闘機部隊も参加したじゃないか。」
アメリカとカナダ共同防衛組織・北米航空宇宙防衛は「サンタクロース追跡作戦」を実施している。1955年から70年間続く伝統の任務。トナカイのそりに乗って駆け回るサンタを追跡し、特設ウェブサイトに「現在地」を表示したり、電話による問い合わせに対応したりするという。航空自衛隊も参加したようで、戦闘機でエスコートをしたようだ。
この作戦は、1955年、シアーズ・ローバックという小売業者が「サンタに電話できる」という広告を出し、そこに載っていた電話番号が、コロラド州の大陸防空司令部(NORADの前身)の司令官のホットライン番号だった。そしてクリスマスイブに、その番号に電話をかけた子供が「サンタは今どこ?」と質問。当時、当直だったハリー・シャウプ大佐は、間違いだと告げず、レーダーでサンタの動きを追跡していると答え、子供たちの夢を守った。 このやり取りが、毎年クリスマスの時期にサンタを追跡する任務へと引き継がれ、現在のNORADの公式イベントとして定着。
そんなイベント/作戦に、国際連合、アメリカや日本政府等から協力要請で、我々の戦闘機部隊も参加することが決まった。実際、航空自衛隊の後に追跡/エスコートを務めた。
防人には戦闘機、攻撃機がある。
A-10C 攻撃機
F-35B 戦闘機
これらの機体が今回、日本とアメリカ上空でサンタクロースを追跡とエスコートをした。
「それで、榛名。プレゼントは?」
「プレゼント?」
日本産のウイスキー。レア物を開けるとしよう。
放送局で包まれた紙袋を取り出す。
「あぁ。メリークリスマス。」
体調にお気をつけて。
皆様に祝福を。




