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第二章  騎兵の現実

養父に、陸軍学校に入るよう迫られ、家を追われるように陸軍幼年学校を受験し、見事合格したハインリヒ。だが軍学校では貴族生徒への妬みや恨みを向けられ、貴族生徒は怠けハインリヒは落胆していた。

だが歩兵科のオットーとは仲良くなって初めての友達になった。

時は流れハインリヒは騎兵科一の腕になり騎兵科を首席で卒業した。

そこでハインリヒは「真に国民を護る強力な軍隊を創る」と心に誓った。

第二章  騎兵の現実

幼年学校を卒業後2年の陸軍士官学校予科を経て士官になるための基礎を学び、隊付勤務をするか士官学校に行くかという選択を迫られた。

隊付勤務を選択して配属された場合、階級は最下級の二等兵である。

大抵の生徒は上の将校を目指すため士官学校に上がるが、私は現場を経験せずに上から物を言う貴族士官にだけはなりたくなかったので、即決で隊付勤務を選択した。

そして配属先は騎兵科卒というのもあって

第4軽騎兵連隊「アーサー・デューク・オブ・コンノート・アンド・ストラザーン」通称第34騎兵連隊。

軍全体でも少数のK・u・K(Kaiserlich und Königlich)と言う称号を与えられた軽騎兵連隊だ。

そして配属されウィーンの駐屯地に行き部隊に入ったが、そこら中からハンガリー語が飛び交う部隊に困惑した。

するとオーストリア人らしき人物から話しかけられた。

彼は名をユルゲン・バッハマンと言った。

何もわからない自分に気さくに話しかけてくれてとても気が楽になった。

どうやらユルゲンによると、オーストリア=ハンガリー軍の雰囲気は大抵こんなものらしい。

特に騎兵は元々マジャール人(ハンガリー人)が騎馬民族の末裔なので志願者が特に多いらしい。

だがこの部隊はマジャール人が七割ほどとまだ少ない方だという。

ほかの部隊では9割以上がマジャール人と言う部隊もざらにあるらしい。

だが馴染んでいかねばいざという時に背中を預けて戦えないので私はハンガリー語を覚えるの必要性を痛感した。

だが、いざ任務にあたると騎兵が如何に時代遅れかと言うことを痛感した。

それは何故か。

まず騎兵は戦闘において敵に接近しないと一部を除き(弓騎兵等)戦闘すらできない。

そのうえ主戦武器は剣・槍・弓から銃と銃剣に取って代わられ、ただでさえ騎兵の優位が消えてきたというのに、さらに近年出てきた「ライフル銃」により銃弾の命中精度が上がり、

遂には弾が雨のように飛んでくる機関銃までもが実用化され、騎兵が衝突または接近する前に粗方倒されてしまう。

たどり着いても特に軽騎兵の持っている拳銃は遠距離からは撃てず、接近すれば銃剣で突かれる。

その為最近の軍内では騎兵隊は戦闘ができない運搬係という印象が強い。

しかし平時の物資輸送にも馬車より早く多く運べる蒸気機関車が登場し、馬車で少しずつ運ぶよりも機関車で一回に大量に運んだ方が効率が良くなってしまった。

もはや騎兵は活躍の場を失い、その華やかな見た目を生かしたパレードでしか役目は存在しなかった。



最後まで読んでくださり感謝します。

如何でしたでしょうか。騎兵隊の価値が落ちる感覚を感じてもらいたくて、この小説を書き始めたので「もうここで終わりで良くない?」とも思いますが、まだまだ連載を続けていこうと思います。

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