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学園総力戦・仲間たちの奮闘



未来の秋が放つ漆黒の波動は、まるで大海のように広がり、学園全体を覆い尽くそうとしていた。

しかし、その前に立ちはだかったのは――秋の仲間たちだった。


「解析開始――!」

司が叫ぶと同時に、司ロイドが無数の光のコードを展開。

「敵の構造パターンを読み取る! この波動、外殻は固いが……内側にエネルギーの逆流がある!」

仲間たちに次々とデータを送信し、狙うべき弱点を即座に共有した。


「なら、行くしかないでしょ!」

美空が地を蹴り、美空ロイドと同調して宙を舞う。

「――美空ライド・疾風舞踏!」

回転する蹴りと同時に、風の刃のようなエネルギーが敵の群れを切り裂き、漆黒の波動を裂いて光の隙間を作り出す。


他の生徒たちも続々と自分のロイドとリンクし、それぞれの能力を解放していく。

炎を纏って前線を焼き払う者、仲間を守る結界を張る者、空を駆けて敵を翻弄する者――。


「やれる! 僕たちでも……未来に抗える!」

「ヒーロー候補生だからって、諦めてたんだ。でも違う! 今こそ立ち上がる時だ!」


戦場は光と闇がぶつかり合う混沌の渦となった。

未来の秋はその光景を冷ややかに見渡す。

「……悪くない。だが、まだ足りない。未来を覆すには――」


彼女が指先をわずかに動かした瞬間、漆黒の兵器群が一斉に進化を始めた。

形を変え、強化され、仲間たちを次々と追い詰めていく。


「くっ……! データが変化していく!? 解析が追いつかねぇ!」

司が歯を食いしばる。


「秋……早く……君が来なきゃ……!」

美空が必死に防ぎながらも、視線を秋の方へ向ける。


仲間たちは全力で未来の秋の軍勢を食い止めている。

だが、それでも時間を稼ぐのが精一杯だった。


その中心で、秋は静かに息を吸い込む。

胸の奥で燃え盛るものを感じながら――彼女の決意が、ついに形を取ろうとしていた。







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